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暗い鍾乳洞の中に黄色い閃光が走る。
弾けるような音が周囲に響いた。
普段は穏やかな先住民たちが、今はやけに騒がしい。
それどころか、このダンジョン全体が騒がしく、至るところが戦場と化していた。
立ち塞がる者、立ち向かう者、それぞれ対立し交差する瞳には、ただ無関係に駆け抜ける姿など映るはずもない。
黒の彼の存在も、先住民にはあまり快く思われていないだろう。
しかし彼は、理由なくその者たちを傷つけるつもりはなかった。
電気を帯びた牙でガチリと咬むが、どれも先住民たちには当たらない。あくまで威嚇行為でしかなかった。
避けていく空色の光の間をかき分け、彼は更に奥へと駆け抜けた。
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かみなりのキバで先住民たちを威嚇しながら走っています。
あくまで攻撃するつもりはないようです。
一枚絵支援ですが彼は無所属のため、
末尾IDが偶数ならボウケン者支援、奇数ならナラズ者支援とさせていただきます。
末尾ID=【3】
奇数のためナラズ者支援です。
問題等ございましたらお手数ですがご連絡ください。
コヨーテ【illust/57728580】
2016-09-28 06:14:23 +0000