ここを訪れるのは何度目だろうか
あの背けたい現実から何年経ったのだろうか
かつての面影はなく鬱蒼と不気味な雰囲気を漂わせる森の中にそれはあった
ダンジョンの片隅にひっそりと佇む、他者からみたらただの石であろうそれも彼女には意味のあるものだった
その石の前にくたびれた花を一輪手向け つたなく短い歌をうたった
眠る者に向けて歌うものだと、よく聞かされていたものだ
逆に眠れなくなるだろうか、いやいっそ、目覚めてくれたほうが,,,,,,
ふと過ぎった邪念を振り払いその場をあとにした
次に来るときにはもっと強くなっているから
もっとキレイな花を持ってくるから
もっと,,,,,,強くならなければ
インターバルにも食い込む時間軸ですが
どこかのダンジョンでの出来事、、
低頻度ですが一人でダンジョンにもぐってはボロボロになって帰ってくるそうな、、
シエナ【illust/57720941】
2016-09-14 17:48:01 +0000