The Rose of Versailles/ Lady Oscar the Movie part 3
(面白いやりとりがあったので適当にメモとってみました。この人原作Aとは違う人だなあと思った)。
【ジェルジェ家にドレスを運んだロザリーとAのやりとりシーン】
ロザリー:ベルサイユへ連れて行ってくれない?消える前に見ておきたいの。
アンドレ:"So, Versailles is disappearing? " へえ。ベルサイユは消えるのかい?
ロザリー:"No, bureaucracy is. "いいえ。官僚制度がよ。私のボーイフレンドのベルナールが言うには・・。
(仕立てたドレスを屋敷に運んで来たシーン。この縁でAが革命派と知り合い自分の道を追及していくきっかけになっている模様)。
・・・
【最初の出会い、パリ路上でのロザリーとO、Aの例のやりとりシーン】
(フェルゼンとのやり取り後に不機嫌になり、馬車のなかでだんまりのオスカーと御者席のアンドレイ)。
アンドレイ "So you're not talking, hum, Oscar? Have you decided that it is no longer proper to discuss things with a servant? My God, I hate when you ignore me." 「話さないつもりか、ハン、オスカー?使用人と話すのはもはや適切ではないって決めたのか?ちぇ、無視か‥。」
ロザリー "Stop! Pity for poor orphan of(sprang ??)Valois. Kind sir, I beg for you."「(馬車を)止めて!バロア家の血を引く哀れな孤児にお慈悲を。親切な旦那様、どうかお願いです」
オスカー "What would you want?" 「何が望みだ?」
ロザリー "Kind sir, you look gentle. Perhaps you would be patients of my young age of inexperience. I would sleep with you for enough to pay for our lent." 「親切な旦那様、お優しそう。たぶん未経験の若年の私でもお許しくださるでしょう。よろしければ、家賃を払う分のお金だけで、あなたと寝ます」
→ここでの"would"は願望を示す仮定形、前文の"If you wish to,"や "If you don't mind,"(あなたが望むなら)が省略されている。
オスカー "Even if I were a man, which I am not, I would never pay for love." 「たとえ私が男でも、私はそうじゃないけどね、愛を金で買ったりしないよ」
→実際にありえないことの仮定を示す過去形"were"、決意を示す仮定形の"would"。
→真ん中の", (コンマ)which--" は先行詞 a man に継続用法で用いられる非制限用法の関係代名詞whichです。文の真ん中に"I am not a man." (男じゃないけど)との追加情報が挟み込まれている形。応用して、"If I were a real man, which I am not, I would get married with you." (もし私が本当に男だったら、お前と結婚したよ)とかにも使えそう。なおもしこれが、コンマがない関係代名詞だったら制限用法で、この場合"I am a man who would never pay for love." 「私は愛を金で買うような男ではない」とか、後半部分が先行詞a manの必須情報を提供する形になる。
アンドレイ(ロザリーに)"How much?" 「いくらだ?」
オスカー "Andre, how dear you!" 「アンドレイ!なんてことを」
アンドレイ "So, you found your voice at last! Well, what you say to the fact, it's the time I might put aside my boyish pursuits and began tasting the sweet wine of manhood."
「さて、やっと口をきいたな。えっと、よく言うじゃないか。少年期の子どもっぽいおもちゃは止めて、大人の男の甘いワインを味わい始める時期かなってことさ」。(アンドレイ、ロザリーを見る)。
ロザリー “But I have not any wine, sir. I haven't even the trust(??) of bread! My mother is week from hunger.” 「でもワインなんて何もないです、旦那様。パンの蓄えさえないんです。私の母は飢えて弱っています。」
オスカー "Hunger! People don't go hungry in Paris." 「飢えだって!パリの人は飢えたりしない。」
ロザリー "People're starving in Paris." 「パリの人たちは飢えています。」
(オスカー、黙ってロザリーにコイン1枚を渡す)。
アンドレイ "Hey, hey! What about that offer?" 「ちょっと、ちょっと!さっきの申し出はどうした?」
ロザリー "Mather! Mather!"「お母さん!お母さん!」(建物に走り寄り上の方の窓に呼びかける。上階の窓から顔をのぞかせた母にコインを見せる。)
オスカー "Too late, Andre. You have to taste that sweet wine some other time.「遅すぎたな、アンドレイ。甘いワインとやらは別の機会に飲まなきゃならんようだな。」
オスカー “Why didn't tell me people are starving?"「なんで人々が飢えていることを言わなかった?」
アンドレイ "Why didn't you look. Why didn't you see?"「なんで見なかった?なぜわからなかった?」 (この道はもう何百回も通っている)
オスカー "I feel like such a fool." 「私はばかみたいだ。」
アンドレイ "Yes, so do I, for not going with that pretty girl." 「俺もそうさ。さっきの可愛い娘と一緒に行かなかったからな。」
→”So do I”は"I feel like a fool, too."(私も自分をばかみたいだと思う)という第2文型[S(主語)・V(動詞)・C(補語)]の倒置形。
オスカー "Then, go back! Find the girl! I will drive home by myself" 「じゃあ、戻れ!あの娘を探せ!自分で運転して帰るよ。」
2016-09-14 13:26:33 +0000