こちらの素敵な企画【illust/57794659】に引き続き参加させて頂きます。
▼翠精(すいしょう) 1期【illust/58296112】
性別:???(一人称は男の子っぽい)
年齢:???(16歳程に見える)
身長:164cm
一人称:僕
二人称:キミ、名前(呼び捨て)
Pナンバー「4」
とても穏やかな性格の少年(?)
蛇のような瞳を持ち、首や腕、腹部や脚にはこれまた蛇のような鱗が生えている。
触れた箇所より色や成分を抜き取る(吸収)することができる。
緑色が好きらしい。翠精という名前も自分で付けた。
でも今は青も大好き。青色は草原を旅している時、時間をかけてじっくりと貰った。
性別は自分でもわからない。
これからどちらかに定まるのか、またはこのまま不明なままなのか…わからない。
一人称を「僕」と定め、性格も少し男の子よりではあるように見える。
しかし本人曰く、「どっちでもいい」らしい。
*以前より体力が増した
*髪が伸びた(青くグラデーションもした)
*氷でできた水仙を得た
*青も好きになった
*協調性というものを覚えた
*親友を得た
▼行動
日もあまり差していなくてすごく動き易い環境のよう。
暗くても埃っぽくてもへっちゃらなのでずんずん進む。
でもときたま立ち止まっては耳を澄まし、聴き慣れた少年の声を待っているようだ。
少年・如月と出会えたらいいなと思いつつ、もっと頼もしくなってから再会したいとも…。
とにかく今は進むのみ。
誰かと会ったら同行してもらえるように声をかけるだろう。
また何かを得たくて――――。
▼持ち物
花畑で見つけた真っ白な卵と、靴。
卵は掌に収まるほどの大きさで、靴は翠精には大きいらしく履くとぶかぶか。
▼1期のペア
如月さん【1期:illust/58313480】 【2期:illust/58940399】
「キミは元気かい、如月」
「次会う時があれば、今度は僕がキミを支えたいな」
【9/17】素敵な方とペアになれました!
✿グレーヌさん(illust/58938060)
とても暗くて、冷たくて、なにも感じない場所
太陽がないから動きやすい
草原では風が吹いていて、木々の表情も沢山あったけど…ここは寂しい場所だと思った
「誰かいたらいいのだけど…ねぇ?」
手にある卵に話しかけていたら、近くで音がした
「あっ」
角を曲がると、獣の耳を持った、ひとりの少女がいた
不安そうにこちらを見るけど、少しほっとしたような、穏やかな眼差しを向けてくれた
「人に会えてよかった…驚かせてしまったね。僕は翠精、よろしく」
ゆっくり距離を縮めていくと、彼女の足元が気になった
「おや…裸足だね?それだと怪我をしてしまうよ。さっきから尖ったものとか落ちているし…そうだ、僕の靴を履いて。大丈夫、僕の足の裏は鱗があるから痛くも痒くもないよ」
「キミはグレーヌって言うんだね。女の子?僕、女の子と出会うのは初めてだな」
「あぁ、靴が大きくてうまく歩けないよね。ごめんごめん。手を繋ごう。こうすれば、きっと大丈夫」
横に並んで、手を繋ぐ
前は手を引いてもらってたな……なんて、前より少し強くなれた気分になった
「キミも卵を持ってるんだね。僕のとは色が違う…何が入ってるのかすごく気になるよね」
「“育てる”…か、あぁ、僕はそんなふうに考えもしなかった。ただ不思議な顔してこれを持ってるだけだったよ」
「グレーヌはこれを育てたいんだね?なら、僕もそうしよう」
二人で育て方を考えてみる
僕の体温は低いから、上手くは温められそうにない
なら……
「話しかけてみようか。きっと、なかにいるものも聞いてくれる気がするし、応えてくれるような気がする」
「ねぇ、僕はグレーヌをグレーヌって呼んでいるのに、キミは僕を親しくは呼んでくれないのかい?」
「僕らはもう友なのだから、“翠精”って、そう呼んで欲しい。キミの声はとても心地いいよ。ねぇ、だめかな?」
「あぁ、ごめん…この花はとても大事なものなんだ。壊れるといけないから…ごめん」
氷の花に手を伸ばすグレーヌを、無意識に拒絶してしまった
その後、二人でボタンをみつけ、触ってみる
鈍く重い音がすると、先には綺麗な場所が広がっていた
美味しそうな料理が並んでいて、その光景にたまらずグレーヌと二人で手を伸ばす
「とてもいい匂い…ここって酷く冷たくて埃っぽいと思ってたけど、とても不思議な出来事だね」
・・・
お腹も膨れて、思い出したかのように「そういえば、グレーヌにお願いがあって…」
思い出を形に残したくて、グレーヌの綺麗な翠を求めた
優しいキミは少し緊張しながら、でも微笑んで受け入れてくれた
じんわりと、自分の目が温かくなった気がした
「鱗?いいよ、全然面白くもないけれど…」
「それより、グレーヌは細くないかい?女の子はみんなそうなのかな?うーん、やっぱり細いよ」
お互いの体を触ってみる
性別というちっぽけなものでここまで違うのか、と驚いた
「そういえば、この前はキミの手を…ねぇ、氷の花に触れてみるかい?」
「グレーヌは壊したりだとか、そんなことしないよね。僕にはわかるよ・・・こんなにも優しくて、素敵なんだから」
少し屈んで、グレーヌに頭を垂れる
そっと、優しく触れてくれたグレーヌに、心の中で感謝した
・・・
「リボンを?キミには似合ってたけど、僕…いや、私に似合うかな?」
ならキミにも!と、胸元の飾りを差し出す
「ねぇグレーヌ、僕は…“私”でも翠精だからね。またどこかで会って、その時は“僕”でも、翠精だよ」
変化した自分にも言い聞かせるように、
「またね」
何歩離れても、キミの声が 聞こえた気がした
2016-09-12 11:33:53 +0000