スピカは鈍足bkm＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊･.･＊
花や木々から漂う甘い香りが鼻をくすぐる。
ダンジョンの中にいるはずだが、それを忘れてしまいそうなくらいの爽やかな風に包まれ、青空の下でピクニックをしているような錯覚を感じてしまう。
だけど冒険中の彼らにとってはむしろそれは嬉しいことで、思い思いのきのみを手に取って、さっそく木々に囲まれながらおやつを楽しんでいるようだ。
この庭園――『ハコニワ』で出会った少女は言った。
彼女もまた、彼ら民族ギルド『ヴァルディール』の仲間で、だからこそ彼らが来てくれてうれしいのだと。
「この体はちょっと不便でね、みんなと一緒にダンジョンの外で遊ぶことは出来ないんだ」
ため息交じりに言う彼女だが、その表情は不思議なくらいに明るい。
「このダンジョンに来て、また会いたいと思えば、いつだって会いに行けるから。だから寂しくないよ！」
その言葉の響きに、嘘も諦めも見えない。ワヴァテアはそれに、少しほっとした表情を浮かべていた。
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【illust/58750588】にちょこっとだけー！！ちょこっとだけお返しをー！！
＊お借りしました
ワヴァテアだんちょ【illust/57707579】 七海くん【illust/57755500】
ロイさん【illust/57708278】 フレシアくん【illust/57710549】
＊どうも！あなたの心の休息所です！(？)【illust/57886326】
2016-09-04 06:06:27 +0000