【白紙日記】【illust/57794659】
「俺は夜藤。少し前まで小さな友人と旅をしていたんだ。…まぁ、相変わらずそれしか知っている事はない。」
✿夜藤 -やふじ- Pナンバー【4】 第1期【illust/58521099】
外見年齢:18歳 身長:170cm 性別:男性
一人称:俺 二人称:君、呼び捨て
龍の角と尾を持ち、1匹の毒蛇を連れている青年。
のんびりとしたマイペースな性格で好きなようにフラフラと旅を続けている。
あまりにマイペースすぎて食事や睡眠を忘れている事もあるがあまり気づいていない。
角を触られようが尾を触られようが何をされようが基本的には動じない。
連れている毒蛇は決して誰かを噛む事が無い大人しい子らしいが…。
自分の事を何も知らないという事にさほど焦ってはおらず、少し前まではあまり興味がなかった。
廃墟に来る前に共に旅をしていた少女の探しものを手伝っているうちに少しは自分に興味が出た様子。
それでも何をしたらいいのかすらわからず、あまり自分探しに積極的ではない。
1期のペア相手様:スズネレリカさん【illust/58319906】 今期:【illust/58846490】
彼女の探しものを手伝いながら、のんびりゆっくりと楽しい旅の時間を過ごしました。
1人になった後も、今もどこかで泣いていないか心配しています。
「ああ、スーと俺でお揃いの花冠さ。せっかくスーが作ってくれたんだ、大切にするよ。」
「前よりも笑うようになってくれて俺は嬉しいよ。やっぱりスーは笑顔が一番似合うと思うな。
俺も、スーと2人でこんな旅が出来て本当によかった。ありがとうスー。」
✿持ち物
茶色のカバンが一つ。中には紙と筆。面白い場所をメモしておくためのもの。
思い出の花畑で小さな友人に作ってもらった宝物の花冠。似合ってるかどうか気になるらしい。
花畑で拾った木の枝は蛇がくわえており、同じく花畑で拾った星の欠片は鞄にくくりつけている。
どちらもただの枝と欠片にしか見えず、何かに変わるかもしれないととりあえず持ち歩いている。
✿行動方針
→如月さんとの旅の途中で、かちかちと光る【ランプ】を見つけました。
埃だらけのその場所で【嗅覚】に気づき【楽器】を拾いました。
(9/16)まるで弟のような小さな友達と旅をする事になりました。如月さん【illust/58940399】
どのくらい歩いたかはわからないが、そろそろ自分の居場所がわからなくなってきた。
聞こえてくる音は動物と思しき鳴き声ばかり。けれどもここにいるものはそれだけではないようだ。
微かに一つだけ、鳴き声に混じり人の歩くような音が聞こえた。少し追いかけてみるか。
「初めまして、少し道を聞きたいんだ、もしよかったら教えてくれないかな。」
そこにいたのは青い衣服を身にまとった鬼の角を持つ少年。こんな所にも幼い子供が1人。
「俺の名前は夜藤。突然声をかけて悪いね、よろしく如月。
俺もここに来たばかりで、どこに行こうか迷っていたところで君を見つけたんだ。
もしもよければ俺とここを見て回るなんてどうだい?これも何かの縁さ、どうかな。」
「俺は目が覚めた時から自分の事を何一つ知らなかったけど、まあ不思議と気にはならなかったなぁ。
確かに俺はその友人とも、如月とも似ているようで違うな。そう考えると旅というのはなかなか面白いな。
好きなだけ触るといいさ、これも如月が新しく見つけたものだろう。」
「如月、ゆっくりで構わない。せっかくの綺麗な着物が汚れたら勿体ないさ。
足元に何が転がっているかわからない上に少し薄暗いからね。
ほらこれなんて踏んだら転びそうで危ないな。ああ、でもこっちはまだ使えそうだ。」
出会ってから今までは幼いのにしっかりした子だ。とずっと感心していたわけだが、
時折寂しそうに甘える姿にはどこか幼さを感じた。まるで兄に甘える弟のようだと。
楽しい事や気になる事、自分でもまだよくわかっていない気もちを手探りで話すうち、
気づけば少し自分の事も気になるようになってきた。如月も何か気づけただろうか。
何かここにもあるのではないかと淡い興味と共に少し歩きにくい道を進み、何かを見つけた。
見つけたものはまだ使えそうな数色のランプ。きっとこの先役に立つだろうと、目についた青色を手にとる。
これはこう使うのではないか?こうなんじゃないか。よくわからないそれらを手にとって、
気づけば埃まみれになりながら長い事ここで夢中になっていたみたいだ。
「どうやら俺は鼻がいいみたいだ。さっきまでわからなかったものが微かにわかるんだよ。
きっとこれも、俺も知らなかった自分の事なんだろうね。だとしたら如月も何かあるんじゃないかな。
俺も如月と2人で歩いているうちに気づけた事だからね、もしかしたら。」
「おお、キャンドルか。とてもいいものを拾ったじゃないか。
俺のはこれ。楽器みたいだけれど、壊れているのかうまく使えないみたいだ。
はは、俺が下手なだけかもしれないね。ほら、如月もやってみるといい。」
「楽しい時間もあっという間だなぁ。あの明るい光は、恐らく来た入口だろう。
最初は想像してなかったもんさ。如月との出会いも、気づけば長くここにいた事も。
最後に一つ我儘を聞いてもらえないかな。如月が言っていたこおりのはなが見てみたいんだ。
そうだなぁ、俺と如月が偶然出会った最初の場所、あそこがいい。」
見せてもらえるのならぜひ一度、と頼んでみたかった事だ。
うす暗い旅路は、君と会ってからはあまりそれを感じなかった。ありがとう如月、楽しかったよ。
素材おかりしました【illust/32205015】【illust/36382131】【illust/28776355】
2016-09-03 21:35:08 +0000