【花冠】シシルア【第四期】

りんご
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(幸せな時は手を繋ぎましょう?あなたにも幸せ感じてほしい。でも悲しい時は放っていて、こんな気持ちは誰にも知られたくないの)

第四期もよろしくお願いします。

シシルア・セレーヤ・ワルド・プラージュリイヴ
霧の国 19歳
人型時:156cm 人魚時:186cm
知力:5 武力:6
魔法騎士

海を捨て陸へあがった人魚の一族の末裔と虹珊瑚の人魚の青年との間に生まれた少女。
陸の姿と海の姿両方の姿を合わせもつ。
母の一族は陸にあがった代償として泳ぐことはできなかったが、父親の血筋により数世代ぶりに尾ひれを得て泳ぐことができるようになった。
ただし代わりの代償をもとめるかのようにシシルアは生まれつき声をだすことができない。
ただし相手に直接触れることにより気持ちを伝えることができる。
大人しく、引っ込み思案。

父:シキさん【illust/58200752
(お父さんが陸の上にがんばって長くいるの知ってるよ。お姉ちゃんも私も海の中にいっちゃったらお母さん1人になっちゃうもんね)
母:エンリリ【illust/58239552
(心の声だけじゃなくて心の景色も伝えられるならお母さんにも海の景色を見せてあげれるのにね)
姉:リィリエさん【illust/58762347
(お姉ちゃんの歌声とても綺麗。おとぎ話の人魚姫ってきっとお姉ちゃんみたいだったと思うの)

スキル

人魚姫の舞
かつて先祖が海の神様に願って手に入れたといわれる両足
かつての少女の喜びを表現するかのように一族の者はまるで水中にいるかのような
軽やかな身のこなしで舞うことができる。
海愛心
海を愛する心。荒らすものは許さない。
トーン・サプラー
自らの音として気持ちや感情を直接触れることで他者に伝えることができる能力。
幼い頃は思ったことをそのまま伝えるのみであったが、
成長した今は伝える気持ちを取捨選択できるようになった
ただしあまりにも感情が高ぶったりすると制御しづらい。
気持ちは人でも動物でも生き物であれば大体伝えることができる

9/14素敵なご縁を結んで頂きました!
ティアンオ様【illust/58883996

(男の子でも女の子でも私の一番はティアンオだよ)
(どうしたらそんなに自信満々になれるの?本当に綺麗だけど)
(いますごく幸せいっぱいの気持ちだからぎゅってしてくれると嬉しいな…なんて)

一瞬で目を奪われた
色鮮やかな赤い髪
音楽に合わせて軽やかに舞う身のこなしと
何より自信に溢れる瞳の輝きに

その美しい異国の舞姫に私は一瞬で心を奪われました

〇月×日
今日はこの間見かけた赤いお姫様と一緒のお仕事でした。
同じ舞台に立てるなんて思わなかったからすごく嬉しい。
あんな風にいつか私も踊れるようになりたいなぁ。

〇月△日
今日はいいことがありました。
赤いお姫様と話すことができたのです。
道に迷っていたみたいだから
トーンの力で音を伝えて案内しました。
いきなり腕をつかんじゃったからびっくりされたけれどありがとうて言ってもらえて嬉しかったな。
思ったより腕に筋肉がいっぱいついてそうでした。
やっぱり素晴らしい舞手になるためには筋肉をつけないといけないのでしょう。
私も頑張ろう。

〇月☆日
今日の赤いお姫様と一緒でした。
この間のこと覚えてくれてたんだって嬉しいな。彼女はティアさんて言うみたい。
名前も綺麗だね。今度この間のお礼ということでお姉ちゃんといったスイーツショップにいく約束をしました。

〇月◎日
今日は待ちに待ったティアさんとの約束の日でした
お魚さんたち以外の女の子のお友達は初めてかもしれない。
話すためには手を繋いでおかないといけないのがとても申し訳なかったです。

〇月*日
今日はティアさんの舞を見に行きました。
やっぱりすごいです。
どうしたらあんなにキラキラと踊ることができるんだろう。

〇月◇日
ティアさんと踊りの練習をしました。
お母さんもお姉ちゃんも踊るのは上手だけどティアさんの踊りとは力強さが違うなぁと思います。すごくカッコイイなぁと思いました。女の人なのにまるで男の人みたいです。
また教えてほしいて伝えたけれど
そろそろ難しいかもしれないって
国を転々としてるそうだから別の国に行くのかもそうなったら悲しいなぁ。

「それから2週間ももう会えていないの?」
お姉ちゃんの言葉に私はこくんと頷いた。

(別の国に行く前にはお別れしてくれるって言ったのに…)

「そっか、約束したんだったら案外近くにいるかもしれないよ?」

その言葉に押されてそうだったらいいなぁと諦め半分で街の中を歩いてみることにした。

ふと誰かが大きな声で叫んでる声が聞こえた。
耳はいい方だから遠くの音もよく聞こえる

なんだか胸騒ぎがした

建物の陰を覗いてみると小柄な人影が大柄な怖そうな人たちに囲まれている姿が見えた
小柄な方はすごく見覚えがある

(ティアさんだ…!!)

助けないと!
叫ぶことができないからどうにかしてこの状況を周りの人に伝えないと!!

無我夢中で近くに積んであった
ガレキの山を崩し壊す

ティアさんを囲んでいた柄の悪い人たちが一斉にこちらを向いた。

怖い。

かなり大きな物音だったから誰かが駆けつけてくれるといいけど。
男の人たちが口々になにかを言いながらこちらに向かってくる。

思わずぎゅっと目をつぶった拍子に誰かが私の腕を掴む

「逃げるぞ!」
ちょっと声が低いと考えるよりも先に私は彼女に手を引かれるままにかけだした

がむしゃらに走った先は崖の上。
眼下には波が打ち付けているのが見える。

「行き止まりか…!」

背後から男達が追いかけてくる音が聞こえる
私は覚悟を決めた

(大丈夫!)

ティアさんの腰に手を回してびっくりする彼女を他所に思いっきり崖下の海へ飛び込んだ

(だって私は人魚だから…!!)

海へ飛び込んでしまえば私の尾ひれならあっという間に沖にでることができる

夢中で泳いでやっとの思いで海面に顔をだす。一緒に泳いできた彼女は大丈夫かと振り返ると彼女の様子はなんだかいつもと違っていた。
いつも大きかったはずのものがなんだかつるぺたぴったんこ
髪もなんだか急に短くて

(………????!!!)

「…………うん」

そして彼女改め彼が本当は男であったこと
本当の名前はティアンオさんだということ
なんで追いかけられていたか、
改めて自己紹介をしてそしてまたいくつもの偶然が重なって、
いつの間にかお友達じゃなくて恋人同士になっていたのはまた別のおはなし。

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2016-09-03 10:03:58 +0000