【ハグレ館】猫実【人外】

樹歌

■ハグレ館で幸福な最期を【illust/57589956

■猫実/ねこざね
一人称:ワシ 二人称:貴様 三人称:呼び捨て
アザミ、クロウと同じ世界の出身で、黒い犬(ブラックドッグ)と呼ばれる墓地の番人である妖精の一種。
同胞達と墓地を守り戦うも全員が倒れ、彼女も瀕死の状態だったところを通りがかった二人に救出され館にやってきた。
元々「黒い犬」として「個」の名が無かった為徒花に名前を貰ったのだが、タイミング悪く徹夜三日目の彼女には犬と猫の区別が付いておらず、猫実と名付けられた。
犬なのに猫でいいのだろうか・・・と時折思うが館の不運の気配に割とどうでも良くなってきている。
「不運の察知」と言う能力を持ち、大きな不幸(怪我を負う、事故に遭う等)から小さな不幸(大事にしていた物が壊れる)を察知し、それの回避の為に住人の背後に音もなく立っている事がしばしばある。
背後に立てない状況の場合は不運に見舞われるヒトの耳元で遠吠えが聞こえる。
ピンヒールなのに時速10キロくらいのスピードで走る。とてつもなく速い。

■願い【これから守るはずだったヒトの分まで館のヒトを守りたい】+【入夏さんの死まで永遠に側に居る】

■宣誓者:福良 入夏さん【illust/58571096
 「ふむ、貴様からは不幸の臭いはせんがな・・・むしろ運が良いのでは?ん?違う?人とワシらの感覚の違いはいつまでたってもよく分からん」
 「眠りたい、か。人の子の願いは多種多様だの。人の子は「もふもふ」とやらを好むと言うが・・・ワシの毛並はもふもふだぞ」(犬の姿になりながら)
 「墓の守り手がこのような事を言うのも可笑しいが、入夏、貴様と共になら墓に入るのも悪くはなさそうだ。貴様を殺すことはせんが、入夏の死が来るまで共に居ようぞ」

不幸を嘆く、猫実にとっては不思議な人の子。交流を経ていく内に、彼女が察知するものだけが不幸ではないと知って行く。
眠りたいという願いを叶えるためにハーブ(合法)を採取してきたり、犬の姿に戻ったり。
そして彼女の願いは一つ増えた。彼と共に生きて、彼と同じ墓で眠ろう。

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2016-09-01 14:42:02 +0000