【花冠】オルテンシア【第四期】

べべ
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✿花冠を戴く者【illust/55830776
第四期も引き続きよろしくお願いいたします。

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✿オルテンシア(Ortensia) / 霧の国 / 19歳 / 男 / 38cm(人の姿時180cmくらい) / 一人称:僕 / 二人称:きみ
✿Point … 知力 : 6 pt / 武力 : 4 pt(合計 : 10 pt) Class:魔法騎士

父 : 雪の国:ペシェ・ロッソ【illust/58253291[知力 : 3 pt/武力 : 1 pt]
「いつか父さんみたいに…僕もなれるかな。…いや、箱庭もそうだけど…父さんみたいに大きくなりたい」
母 : 雪の国:クノーテン【illust/58197366[知力 : 3 pt/武力 : 4 pt]
「僕は母さんみたいにお喋りじゃないから… …あと、パンは柔らかいのがいいな」
妹 : 霧の国:トゥリパーノ【illust/58857940[知力 : 4 pt/武力 : 2 pt]
「トゥリの作るパンは本当に美味しいし見るのも楽しいから、僕も何だか鼻が高いよ。…でも食べたらちゃんと口の周りを拭かないと」
「大きくなっても、小さくなってもトゥリはトゥリだから…いつまでもそのままで、元気に過ごしてほしいんだ」

✿Skill
 【箱庭づくり】 … 花を咲かせて小さな箱庭を作り出す。得意な花は紫陽花。
          本来は毒のある花だが、オルテンシアの紫陽花は紅茶にすると喉に良いとか。
 【星は動じず】… 非常識なまでの強力な力。俗にいう馬鹿力。
          筋力ではなく魔力を使用して発動する為、体の成長や大きさに左右されない。
 【月護り】… 月の魔法。運気がちょっぴりアップ…するかもしれない。

✯砂迅兎(サジンウサギ)illust/57305473

 ✿琥珀羊【illust/57328985
  パン職人【illust/57345464】鬼族【illust/57318730
  パルテール族【illust/57761874】月魄猫【illust/57165417】etc…

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✿素敵なご縁を頂きました!
 ✿雪の国:クレデュヴァン酒灯屋の調薬師フェオレ・エールさん【illust/58751942

 ―ちりん。

 今日も霧深いこの国で困っている人はいないか、道に迷っている人はいないかと
 半ばパトロール気分で、視界は悪いが踏み慣れたであろう道にぴょん、と一跳びした瞬間。

「…っ!?」

 慣れない違和感がそこにはあった。
 そこにあるのは踏み慣れた道にあるはずのない、自分と同じ小さな灯かり。

「…あの、まさか人がいるとは思わなくて…大丈― ……あれ、ち、小さい…人?」

 あまり見かけることもない、小さな小さな…女の子。

 ―彼女との出会いは突然だったけれど。

 彼女は似ていた。小柄な種族であること、飲食店に縁があること、持っているランプのこと。
 彼女は話してくれた。生まれ育った酒場のこと、発明が好きなこと、他にも、色々。
 紅茶を振舞って饒舌になった時は少し驚いたけど、何より彼女は ―楽しそうで。

「きみの話を聞くのは楽しいし勉強になるよ。知らないこと、まだまだたくさんあるんだなって」
「本当に好きなんだね、花火。…僕は、火は怖くて。昔、ちょっと…ね」

 たくさん話した。それこそ僕にしては…だけれど。
 たくさん聞いた。彼女のする話が面白くて好きだった。
 火は怖いものだと思っていたけど、怖くないものだと、暖かいものなんだよ、と。
 彼女はたくさんのことを教えてくれた。何より彼女は ―輝いて見えた。

 僕はいつの間にか、煌めく星の下で、きみに会えることを。
 きみと二人で、一つの書を分け合って、夢中で読み耽ることを。

 望んでいた。願っていた。 きっともう、心のどこかでは。

「…ねぇ、僕らがこうして出会えたことは、もしかして―…
 ……ううん、何でもない。…でも、きみに出会えて良かった。
 きみが教えてくれたことは、きみと一緒にいられた時間は、何もかも輝いていて…」

「―フェオレ、きみが好きです。愛しているんだ、心から。どうか僕の隣で笑っていてほしい。ずっと一緒に」

 きっとこれは、月が運んだ物語。


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✿問題等ありましたらご一報ください

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2016-09-01 10:56:51 +0000