■花冠を戴く者【illust/55830776】第四期参加作品
■オセ・オズ・アニュス(Ose-oz Agnus)
所属:雪の国/クラス:僧兵(知7武1)/性別:女
年齢:17歳/身長:150センチ(70センチ)
■story
「砂漠の白熊」である父と「あくまくま」の母との間に生まれた、雪の国で狩猟を生業とする女性。
基本的に無口で無駄口をきかない一匹狼ならぬ一匹白熊。他人には冷めた印象を与える。
寡黙だが口下手ではないようで話を聞いてくれる相手にはたまに好き勝手に喋って相手をウンザリさせる事も。
生き物の魂を主食にする母の血を引くが、父の血の方が濃かったようで彼女は普通の食事で事足りるようだ。
父や祖父と同じく、時間差で色が変わる髪を持つ。静かな雪の日が好き。
■家族
父:ダナル・ラナガ・アニュス(雪の国/僧兵/知5武1)【illust/58185934】
「父さんが何考えてるか分からない?あんなに分かり易い人もそういないだろうに」
母:シラ・クーマリアさん(雪の国/占術師/知1武0)【illust/58263340】
「母さん、涙の跡が見える。父さんには言わない方がいいよ、また心配するから」
弟:ロイ・クーマリアさん(雪の国/占術師/知3武0)【illust/58945741】
「ん?ロイ、腹減ったか?ほら、肉食うか?・・そういえば前に父さんに甘やかすなと言われたな・・内緒だぞ」
◆素敵なご縁を頂きました!
スゥリール・オヴェレーム=サルヴァトーレ様(彩の国/付加魔術師/知3武5)【illust/58886129】
それは、仄かな香り。
初めて訪れた彩の国。狩猟で得た毛皮や角などの副産物を飛び入りで持ち込んでいた。
しかし、売れない。
途方に暮れていると、ふと嗅いだ事のない香りが鼻を擽った。
「・・・仲立人?」
穏やかな表情の青年は自らを仲立人と名乗った。高く売れる店を紹介してくれるという。
売れずに山盛りになっていた品はみるみる減り、手元には思っていたよりずっと重くなった財布だけが残った。
最後の店を出た後、感謝する、と財布の中身を半分取り出し渡す。青年は笑っていた。
暫くして、再び彩の国に足を運んだ。家族には観光と言ったら何だか変な顔をされた。
彩の国はその名の通り、本当に鮮やかだ。白一色の故郷とは見る世界が何もかも違う。
視界だけじゃない。漂う様々な香り。喉を沸かせるような、人を惑わせるような。そうして沢山の彩りの中から香ったこの匂いは知っている。
「この間は、世話になった。私の名はオセと言う。きちんと礼を言っていなかったから言いに来た」
「本当は、あんなに高く売れなくても構わなかった。でも、私だけじゃない、家族が拵えた物までいらない品だと戸口を閉められたのは正直・・いや、どこの馬の骨とも分からん若い女の品などそんな評価でも仕方ないんだが」
「あれはトナカイの毛皮を父さんから教わって初めて私一人で鞣した物で・・それから・・」
気付けば、自分ばかりが喋っていた。何故だろう。彼といると、心が軽くなって話をしたくて堪らなくなる。
帰り道。グレープフルーツなる物を買って初めて食べた。すっぱい。でも、好きな味だ。
続き→【novel/7146091】
■種族(家系まとめ:novel/6994220)
【砂漠の白熊】
父の種族。本来は砂漠地帯に住む白熊の狩猟民族。身体能力が高く怪力。
厳しい気候に合わせて自分を仮死状態にする事が出来、極地でも適応可能。眠る間は時が止まるようだ。
個人差はあるが、飢えておらずも獲物を狩りたい、という心に支配される場合がある。
祖父の種族の血から特別な青い石を握って生まれ、髪に雪の国の空と陽の国の空が映り込む。
【あくまくま】
母の種族。白熊の身体に蝙蝠の翼、長い鏃の尾を持つ生き物。
他の生き物の魂を吸い取り液体にし、それを主食とする。液体は親しい人のものほど美味しく感じる。
■スキル
【青撃器】
共に生まれた青い石を媒介に自分だけが扱える武器を召喚する。オセの青撃器は「銃剣」本体は左耳の耳飾り。
弾を撃ち尽くしても手元から消して再び召喚すればまた装填された状態になる。
ただし何度も繰り返し召喚すると本体である青い石に負担がかかるので普段は市販の弾を使用している。
【へんしん】
四足歩行の白熊へと姿を変える。
【三十日安息】
意図的に自身を仮死状態にして様々な外因から自分を守るスキル。本人はこれも「眠り」と言うが毎日取る睡眠とは別。
最長で30日まで連続で眠る事が可能。
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問題がありましたら連絡を頂けると助かります。
2016-08-31 15:05:34 +0000