こちらの素敵企画(illust/54961214)のアフター投稿です。
「おいオパール、ぼけっとしてんな。ガキどもとかくれんぼしにいくぞ」
◆マリク
1:オパールくん(illust/55661986)/2:ブランシュさん(illust/56137066)/3:カムパネルラさん(illust/56855946)/4:ジェトくん(illust/57165008)5:プレシャス・オパールくん(illust/57670455)
一人称:俺/二人称:名前を知っている相手は呼び捨て
・獣人の森、民の元へ帰り政務に励んでいる。
・仕事の時は寡黙だが、それは数多く語れば言葉は軽くなってしまうから、という考えに基づいている。
それ以外ではよく話し、よく笑うようになったが、それが本来の彼だったのかもしれない。
・他人の意見や考えは耳を傾け、自分の判断の許す限り尊重している。
・意識して触れたところから草木を生やせる。自身の身体以外なら大抵の場所から生やすことができる。
・描画の位置の関係で羽みたいに見えるものがあるが、あれらはマフラー的なものの裾。
・善良な民たちは出戻った王を迎え入れ、王の努力もあり、徐々に信頼を寄せるようになっている。
・しっかり者の弟が思春期なのか反抗期なのか、よく文句を言ってくるのが悩み。
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【魂の共鳴】プレシャス・オパールくん(illust/63188158)
大切な友人であり、希望の宝石。
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宝石は言った。
「インディゴライト・トルマリン」
「……それは、俺のことか?」
幼い獣人の子達が走り回って遊ぶのに付き合ってやりながら、王は目を瞬かせた。
「やめろよ、そんな大層なもんじゃない」
王はバツが悪そうに眼をそらしてしゃがむと、獣人の子を抱え上げ、肩車をした。
獣人の子は王の耳や角を弄繰り回しては、そこに嵌っている輪を鳴らす。
それに対して気を害した様子はみじんもない。
「あぁ、お前も最初に合った時くらい小さければ、肩車は無理でもおんぶくらいしてやれただろうにな」
王は懐かしむように、宝石に笑いかける。
館から出たあの時。
王は、宝石がついてきてくれたことに、本当は安堵していた。
一人で戻るのが、本当は怖かった。
戻りたいと思ったけれど、もうお前は必要ないと言われてしまえばそれまでだった。
お前のような王は信頼できないと追い出されてしまえば、行くあてもなくなっていた。
そうした可能性を考えると、王は俯きたかった。
けれど、宝石がともにいたから、見栄っ張りの王は王であろうと前を向いた。
ともにあるというそれだけのことが、見栄っ張りをどれだけ助けたことか。
宝石はきっと知らないだろう。
笑い方を忘れていた王は、宝石の笑い方を倣うことでそれを思い出した。
彼の存在が王をどれだけ奮い立たせたことだろう。
王は、子どもを下すと宝石に近寄り、手を差し出した。
言葉は、数多く語れば軽くなってしまう。
「オパール」
宝石は、その名を呼ぶと輝くようにまばゆく笑う。
王も、笑った。宝石の手をしっかりと握り、握手を交わす。
それが彼の、最大限の感謝の言葉だった。
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◆既知関係
ED1を選択かつ、世界観のすり合わせができそうであれば既知関係大歓迎でございます。
基本的にマリクは自分の森から出ませんので、ふらりと森に迷い込んだり、国の外交で…などが
再会のきっかけになるのかな?と思います。正直既知関係いただければ嬉しすぎるので何でもOKです。
お返事は翌日中には大体お返しします。
もし三日たっても返事がない場合はメッセージ障害が考えられますのでお手数ですが再度送っていただけますと幸いです。
◆感謝御礼
企画主催様、各場面の共鳴者様&ドール様…ここまでマリクを成長させていただいて本当にありがとうございました。
素敵な企画あってのマリクの誕生、素晴らしいドールの方々あっての現在のマリクの成長でございます。
毎期素敵なドールたちの成長が拝見できて本当に感無量でした。
半年間、本当にお世話になりました。楽しかったです…!
この先、もそもそ交流描いたりしていくかと思います。その際はお子様をお借りすることをお許しいただければ幸いです。
それでは、このへんで。
2016-08-17 22:13:31 +0000