「あ、テディさんここにもカメラ持ってきたんですか~?」
こちらに視線を向けたニンファが俺の手元にあるカメラを見て、ふんわりと笑う。
最近ギルド内外問わず、カメラを片手にウロウロしているのを見られていたということを悟ってしまい、
なんだかほんの少し恥ずかしいような照れくさいような、なんとも言えない気持ちが湧いてきた。
「だってそりゃ、可愛いお嬢さん方二人と一緒なんだ、写真の一枚でも撮りたくなるだろう?」
「また、そうやって調子のいいことを言って! そんなことよりちゃんと薬草探して下さいね?」
俺の軽口に対してたしなめるように声を飛ばしたのはレギーネだ。
今日一緒にいるお嬢さん二人はギルドの医者仲間。薬草を取りに一緒に森に来ているのだ。
「ちゃんとわかってるって。でも、写真と薬草探しは別の話。さあほら、一枚!」
「わっ、ちょっと、テディったら!」
――OnlyYouの医者仲間と薬草探しに来た森で。
呆れながらも、ちゃんと笑ってやんの、レギーネのやつ。
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お借りしました。
・ ニンファちゃん【illust/57707594】
・ レギーネちゃん【illust/57709414】
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カメラのこちら側
テディ【illust/57713157】
2016-07-23 15:28:38 +0000