【花冠】リン【第二期】

はちろう
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こちら【illust/55830776】の素敵な企画に引き続き参加させていただきます。

●名前:リン・シャンフー[林珊瑚]
*所属国:陽の国/性別:男/年齢:20歳/身長178cm
*クラス:占術師: 知力3pt / 武力0pt

○家族
父:林海蓝(陽の国・占術師/知:1 武:0)【illust/57304994
母:コーネリアル様(陽の国・占術師/知:1 武:0)【illust/57358238
弟:ハイリュ様(陽の国・占術師/知:3 武:0)【illust/57867432

●特徴
枷面の一族の父と人魚の血を引く母の間に生まれた第一子。
父の面と母の水中呼吸の力を受け継いだ。

○能力
【灯標】
作った提灯に呪いをかけ、占う相手を幸福へ導く。
シャンフーの場合、提灯が1度だけ何らかの形で持ち主の身を守る。 ex)それ自体が身を守ることも、武器に変わることもある。
落とし穴はこの能力で作成している。

【水中呼吸】
水の中でも少しの間であれば呼吸が出来る。

【ひとり上手】
両親に構ってもらえなかったため勝手に身につけた。一人で時間を潰すのがとても上手。

●種族:枷面の一族。
生まれた時から顔に固有の面をつけていて運命の相手と結ばれるまで外れない。
面は顔半分のものもあれば顔全部を覆うものもある。
面を着けていると呪いの力が発揮しきれないため、未婚者は半人前扱いされる。
仮面に落書きされたので、早く取れて欲しい。

○性格
幼い頃は父の提灯を壊したり、動物に噛まれてみたりやんちゃな性格だった。
現在はすこし落ち着いたが、好奇心旺盛なところは相変わらず。
初対面こそ警戒しているが、慣れてくるとホイホイ近づいていく。
美的センスが少し不足している。杖は、母が持っているのをみてめちゃくちゃ欲しがったため父が一月かけて作った。
ただの鈍器。

●婚姻について

7/18 素敵なご縁を頂きました。
彩の国所属 エリーナ様【illust/57875208

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◯月△日
落とし穴に不思議な生き物が落ちていた。
よく見ると人間のようだったけど、綺麗な羽根と胸の辺りにキラキラと輝く花のようなものをもっていて、
見たことがない生き物だった。

「君は誰・・・?そこで何をしているの?」

聞けば、散歩中に落ちたのだとか。
悪い人では無さそうだったけど・・・

彼女は名前をエリーナと言うらしい。
私はリンと名乗った。少しでも彼女と距離を取りたかった。

◯月□日
どうしよう。
彼女が悪い人に連れていかれちゃったかもしれない。

私が落とし穴に落ちた彼女を残して逃げてしまったから・・・
だって怖かったんだ、傍で話したいと伸ばされた手が。

穴から出してあげないと、と思って戻ったら彼女はもういなかった。
どこを探しても見つからなかった。

エリーナが・・・無事でいますように・・・

◯月×日
何事もなかったかのように、彼女はまた、私の落とし穴に落ちていた。
エリーナが無事で良かった。でも・・・
見てしまったんだ、彼女がわざと落とし穴に落ちるのを。

その行動に疑問を感じながらも穴を覗き込むと、
エリーナがいつものように笑いながらこちらを見上げていた。

「・・・エリーナ、今日はなんの話をしようか。
え?急にどうしたの?私もエリーナの事は好きだよ。君と話すのはすごく楽しい。」

途端、彼女の表情が暗くなった気がした。厳密には彼女の纏う光が弱くなっただけだったのかもしれない。
でもそれを見て、私の胸もチクリと痛んだ。
そんな顔をさせたいんじゃない。もっとこう・・・私は彼女が、喜んでくれると思った。

気づいた時には私は彼女に手を伸ばしていた。ただただ、必死だった。

「だ、出してあげる。怖いけど、大丈夫だから」

彼女の胸の花がぱっと色づいて、握りしめた手が温かくてくすぐったかった。

わざと穴に落ちてるの?本当は自分で出られるの?
聞きたいことは聞けなかったけど。

(それから、どれだけの日々を彼女と過ごしただろう。
彼女は私の隣で、よく笑い、怒り・・・悲しそうな顔を見せるときもあった。
くるくると変わる表情といつも隣にある温もりにいつしか私も彼女への疑いを忘れ、
そんな彼女の存在が私の中で他の誰とも違うものになっていることに、
1年かけてやっと気づいたのだった。)

◯月×日
彼女と出会って、そろそろ1年が経とうとしている。
最近になって、気づいた事が2つあった。

1つ目は彼女が私に向けてくれている感情と私が彼女に向けている感情について・・・

それは、今なら伝えられる気がする。


「ずっと・・・君の言葉の真意に気づかなくて、ごめんね。
私もエリーナの事が好きだよ。他の人に感じる好きとは違う、多分、愛してるってことだと思う。
これからもずっと傍にいて欲しい。」

(それから、君が落とし穴にわざと落ちていたのは臆病な私を想っての事だったんだね・・・。
これは、私だけの秘密。
ありがとう。
これからは私が君を守るよ。ずっと。)


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何か不備などございましたらお手数ですがご連絡いただけると幸いです。
それでは今期もよろしくお願いいたします。

7月26日 キャプション更新
✳キャプション随時編集

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2016-07-15 01:47:16 +0000