【花冠】ハダル【第二期】

ばぇ
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花冠を戴く者【illust/55830776】第二期二家系目です。

☆ハダル・A・ワークス 男/29歳/156㎝/彩の国・騎士/知0・武4

「言って通じない、反省の色もないっつうなら仕方ねえな。久々、今日は燃えるゴミの日だ」
「あのねぇ、男は狼なのよってお母さんに習わなかったかい?」


テオラ派修道女の母と狩護山羊の父を持つ男。
父の血により見た目の成長は遅いが、精神は年相応。29歳にしてはやや老けている。
自身もテオラ派の信徒ではあり、奉仕と献身の精神はあるが、今は特定の主人を持たない。酒と煙草と女と子供が好き。

雇われの「掃除人」をしている。一日のハウスキーピングから、社会のゴミの掃除まで。
母と妹の仕事が増えるのを嫌って不殺を掲げているが、やる時はやる。自己判断。仕事柄ついた傷が全身にある……。
不死身、とまでは行かないが強靭な肉体と回復力を持つが、銀製品に弱い。アクセサリーは鋼を愛用。
掃除の他にも、家事全般や子守に庭木の世話と、およそ使用人に任せるような仕事なら大抵得意。
頼まれごとがない時はよく往来の掃除をしている。

見た目の幼い時期、体の弱い時期がやや長かった為、父には過保護に扱われたが、返って反発心を抱いている。
顔を合わせると憎まれ口を叩くが、殆ど反射のようなもので、
三十路を前にして自分も親になれば少しは理解できるだろうか、という気にはなっている。

テオラ派
 他が為に働く奉仕と献身の精神を特に美徳と掲げる一派。
 教会本部は霧の国に閉ざされているため、信徒は世帯内で受け継がれる程度。
 結婚しないか、よくて弟子を取る者が多い。「今は仕事が忙しいから」と皆言う。目を覚ませ。

父:森の国・メリミシアさん【illust/57164995
母:森の国・ホリー【illust/57253630
「親父が憎いわけじゃないぜ。いつまでも一人前になれてないような気がするだけでね」「憎くないっつったけど、あれよ、嫌えよ?」
妹:彩の国・ホミリディアさん【illust/57670332
「10も年の離れた妹だからねえ、どうしても可愛いよねえ。働き者で健気ないい子だし美人なんだわこれが」

◇素敵なご縁を頂きました!(7/13)
ワインさん【illust/57876128】(彩の国・傭兵/知0・武1)

「――はん、俺ぁ今年29になるがね。この店じゃ大人は30からってなら、アイスミルクをダブルで貰うよ」
「へえ、姉さん、ものわかりがいいねえ。普通メニューを貰うのにもう2,3手間かかるんだが。煙草、いいかい」
「ちなみに姉さんのオススメは――ワインねえ、あんまり趣味じゃねえな。ビール頼むぜ。薄いやつ」

「ボトルキープして貰えるかい。名前は――はは、流石だねえ。ついでだ、姉さんの名前も教えなよ」
「あん? あんた、名前がワインなのか! 酒場の孫娘でワインて、そりゃーまた……や、俺の感想は控えるよ。
ははあ、道理でワインにちゃん付けして愛でてる妙な奴らが多いと思ったぜ。
あー、なら今日はワインを貰おうかな。あんたの瞳みたいなキレーな赤をね……よろしく、ワインちゃん」

「そうさな、ワイン貰おうか。さっき飯食ってきたばかりでね、軽い奴を頼むよ」
「――ああ、ま、ウイスキーの方が好きだよ。宗旨替えはしてない。ワインを飲むのはここくらいだな」
「そりゃ、決まってる。ワインと言えば、あんたの名前を呼んだ気になれるからね。ここに来る男は半分かたそう思ってるはずだよ、ワインちゃん?」
「……ここのワインが美味いからさ。俺はどうも気取ってて渋くて嫌いだったんだが、あんたに言えばそうじゃないのを選んでくれる。いい店だね」

「早じまいかい。なんでまた……掃除。ほう。掃除。そうかぁ。掃除かぁ。掃除かー……な?(自分の箒を顎で示す)」
「――ふっ、待ってたぜこの機会をよ。目地の埃に酒のシミ共、今日が貴様らの命日だ。覚悟しゃーがれ! ふははは!」

「礼? 要らんよ。確かに今日はちょいとプロの業をお見せしちまったが、好きでやったんだから。
 あ、今の、あんたが好きでやったんだと言った方がよかったかい? 惚れた女頼らせてなんぼの男の甲斐性だからねえ」
「ま、片付けでも何でもあるならいつでも言ってくれ。日当代わりに酒の一杯なりと、あんたが微笑んでくれりゃいい」

頭がよくて、気が利いて、何でも澄ました調子で上手くやる。
この店で一番いい酒だ。一杯飲りたいって連中はそりゃ、掃いて捨てるほどいた。
俺? 俺は違う――と、あの娘に思われたかったんだから、まあ、結局同じか。
その日しくじったのもそんなことに気を取られてたせいだった、かもしれないが、それだって俺の未熟と言えばそれまでだ。

「……準備中に悪いね。酒を貰えねえかな――ワインはやめとくよ、強いのがいい」
「医者は面倒なんだ。俺は丈夫が取り柄でね、寝てりゃ治る……が、こう痛むと寝るに寝れなくてよ」
「なんだよ、いつもなら、黙っててもすっと酒が出てくるのが……この店のいい所じゃねえか。別の所で飲み直し……に――(あ、――血が足りねえ)」
「……床、汚しちまって悪いな。また掃除、して、やるから」
「……あんた、そんな顔もするんだなあ……はは、かぁいいじゃねえか、……」

「店休んでまで手当してくれるたぁ、流石になんつーか、悪かったね」
「医者は要らんっつったろ? ご覧の通りだからね。傷は残りそうだけど。久しぶりにやっちまったな……」
「うん、まあ俺も腹に穴開けられるような仕事もしてんのさ。仔細は言えねえが、あくまで副業だ」
「さて、店の掃除はするとして、何かお礼させてくれよ。手当のさ。――二度と顔見せんなって言うなら、それでもいいぜ」

「蒼月の日、空いてるかい。困らないなら、付き合っちゃくれねえか」
「そりゃお参りにだよ。俺とあんたで行くんだよ……そんなに変なこと言ってるつもりは、ねえぜ」

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2016-07-07 16:30:50 +0000