【 陽の国:知力3 / 武力0 】
◆ハーネオ・アリーサ:18歳 / 男性 / 173cm
一人称:俺 二人称:きみ、名前+さん
趣味:買う気のない客に売りつける事(駆け引き)・夜の散歩
笑顔ジャンキーで皆笑ってなきゃ気がすまない性格。弟ととっても仲良し!
◆スキル
失せ者探し:レモンをブシャッと握りつぶして占う。直感力がすばらしく働くらしい よく当たる。
ニクスウェスティオ:溶けることのない氷の鎧を全身に纏う。(めっちゃ疲れる
◆家族
お父さん:ネーヴェさん【illust/57278468】
「外で会った時の顔、あんま好きじゃないんだよねー 母さんといる時みたいに笑いなよ」
お母さん:ファリハ【illust/57290071】
「…羽の変わりに父さんの毛を使って占ってみるって?なにまたばかな事言ってるの?」
双子の弟:ヘイルくん【illust/57760792】
「ハハハ!たまにはこの兄に甘えてもいいんだぞ~ え、狩に行くから後で?俺は今がいいんだよ!かまえ~~」
◆お嫁さま:オリガちゃん<illust/57681947>
「こんばんわ、君一人で来てるの?夜に女の子が一人で出歩くのは関心しないな」
静かな夜、街外れ
満天の星の下で二人は出会った。
この時はまだオリガの方が少し背が高いぐらいだったのに、ハーネオは大人ぶった言い方をした。
「……姉さんとはぐれてしまったの」
「そっか!俺もさっき弟に逃げられたとこなんだ 一緒に探してやるよ」
ハーネオは返事も待たずに、まるで昔からの友達のようにオリガの手をとる。
「俺はハーネオ、人捜し得意なんだ 知ってる?広場でモハッケって店出してるんだけど」
あの、だとは平気なので、だとか小さな抗議の声も聞かずに強引に歩き出す
困惑しつつもオリガは仕方なく後に続いた。
「夜は気持ちいいよな!星が明るいしよく散歩するんだ、君も?」
「時々…」
「前に流れ星を見つけるまで帰れないってルールで家族で来たんだけど、俺の母さん凄い運がよくてほいほい見つけるんだ!」
「…そう」
オリガがから簡単な相槌しか返ってこなくとも気にならない様子で、ハーネオは話し続けた。
「父さんと早々に帰ってったんだけど、多分父さんは適当だから本当は見つけれてないと思うんだよね~」
「で、弟も適当だから「今見た気がする、兄さんも見たでしょ」ってもう帰ろうってうるさいし」
「最後まで付き合わせたけど簡単じゃなかった。砂まみれになって取っ組み合いさ!」
「そうだ丁度ここ!家に砂だらけで帰ったから二人して…ハハハ、拳骨。弟が情けない声でさ、兄さん~って!思い出しても笑える」
「そう、」
体を揺らして、思い出し笑いを止められないハーネオにつられたように、オリガも口元を綻ばせた。
きっとオリガは仲のいい家族を微笑ましく思ったのだろう。楽しそうに話す、ハーネオを。
「ハハ、ばかだろ?…ようやく笑顔になったね!そりゃ初対面の俺と二人じゃ緊張するよな」
「笑った方が可愛いよ!とっつきやすいし。ところで君の姉さん居ないね~一度帰ってみる?送るよ」
家に送り届けて別れ、再会はすぐだった。
翌日、オリガがお礼を言いにモハッケまで足を運んだのだ。
「せかっく来たんだ、一杯やってきな」
「この前この広場で起きた小鳥の大脱走、しってる?面白かったから話してやるよ」
無愛想ではないが作り笑いの一つもせず、真顔でお礼を言うオリガを引きとめ
笑顔を引き出すために奮闘したのは言うまでもない。
***
「ハーネオ…わたし……、あなたのことが好きだわ。」
思いを告げられたのも、やはり満天の星の下。
昔なじみや仲のいい友達ではくくれない感情に、ようやく名前がつけられた。
「なら…これからもずっと一緒だなオリガ! 俺も、好きだ」
隣にいるのが当たり前で、言われるまで気づかなかった友情と愛情の区別のつけ方。
何だか気恥ずかしくなったハーネオが照れながらも喜びを隠さずに笑うと、
応えるようにオリガも柔らかく微笑んだ。
***
「星の声?いいなそれ俺にも聞かせてくれよ 今日は星がよく見えるし散歩に行こう」
「もっと腹から声だして笑えよ~大爆笑!したことある?笑いの沸点高いよなぁ手ごわいぜ…」
「ま、俺にしか見せない笑顔ってのも特別な感じがして中々いいもんだけど…って何で今笑ったの?」
2016-07-06 04:39:29 +0000