色々あってロックマンの世界に来た一夏達は、仲間と共に様々な事件を解決していた。そんなある日―コサック研究所にて ラウラ「コサック博士、あいつは…スカルマンはもう大丈夫なのですか?」 コサック博士「ああ、もう心配ないよ。ダメージはもうないが事が事だから心のケアが必要だが…」 ラウラ「そこは博士や私も含め、皆でやっていきましょう」 コサック博士「そうだね…そうだ、スカルに会いに行くといい。彼も君には恩を感じているだろうからね」 ラウラ「はい!ありがとうございます!」タタタ… コサック博士「ふう…似た者故に分かり、道を正せる…か」 一夏「あれ?コサック博士、どうかしましたか?」 コサック博士「ん?ああ、ちょっとラウラ君とうちのスカルマンの事で…ね」 一夏「あ…(それって昨日の…)」 * 第2研究室にて― プシュー(自動ドア) ラウラ「スカルマン、もう動いて大丈夫か?」 スカルマン「ん?ああ、ラウラか…もういいぜ、すっかり元通りさ」 ラウラ「そうか…よかった」 スカルマン「あー…その~…ありがとな、色々と。おめえには感謝してるからよ」 照れ臭そうに言うスカル ラウラ「そうか、こちらこそどういたしましてだな」 そんなスカルに微笑むラウラ * 実は先日起こった『復活の死神』事件…ワイリーに脅されたコサックがその指示で戦闘用として作ったスカルマンを「戦闘用なのでその力が危険だから」と、第4次世界征服計画の後に封印されたが暫くしたのちにワイリーが解放し、スケルトンジョー軍団を率いてコサックやカリンカ、ロールらを誘拐…ロックマンやダイブマン達はそれを報復とし、交戦したが…実際の所、彼は『あのような冷たい扱いをせずに、優しい言葉をかけてほしかった』だけなのだ…満身創痍のロックマン達だったが、彼と同じく戦闘用として作られた少女、ラウラ・ボーデヴィッヒは前に出て説得に出た… 『私もお前と同じく、戦う為に作られたんだ。だからお前の気持ちもわかる』 『ひょっとしたら私も違う道を歩んでいたら、お前の様になっていたかもしれない。だからこそなんだ!だからこそ理解できるんだ…!』 『戦う事しか知らず、尖っていた私が変われたのも、一夏や皆のおかげなんだ…お前にもこんなにもたくさんの仲間がいるではないか!』 『スカルマン、お前も私も戦う為に作られたが…それでも、守る為の戦い方やたくさんの道があるはずだ!道を踏み外しても、それを正してくれる仲間がいる!』 ―それは、似た者同士だからこそ共感できるゆえのものだった… 結果、大破させない程度にダメージは通り、ラウラ達の説得もあり、スカルマンは兄弟達と共に歩む為に、平和の為に生き、その為に自分の力を使う事を決めたのだった… * スカルマン「おめえの言葉にゃあここ《ハート》を突き動かされたぜ…っと、後で兄弟達やロックマンにも顔だすか」 ラウラ「そうだな…それがいい」 スカル「…おめえに救われたこの命、無駄にはしねえぜ。ありがとな、ダチ公…」 ラウラ「! …ああ、これからよろしくな!友よ!!」 そう言って二人は握手を交わした * シャル「あ、ラウラ。スカルマンどうだった?」 ラウラ「問題ない、あの様子なら他の皆とのわだかまりも心配ないだろう」 ロックマン「そっか、よかった…」 ラウラ「それに、また何かあったら私が手を貸すつもりだ、何せ私たちはもう友なのだからな!」フンス! エクセレン「ふふっ、ラウラちゃんらしいわね♪」 終 この二人って似た者同士だからと思ったんだあ。
2016-07-04 07:04:43 +0000