【花冠】戯【第二期】

智冬
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◆花冠を戴く者(illust/55830776
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父・レフさん:illust/57248361
母・白雨:illust/57212557
妹・フィリッカさん:illust/57670599
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【戯(そばえ)】
23歳/175cm/男性/陽の国
クラス:従騎士(知:2 武:1)
種族:天鬼

「旅人か? 随分疲れた顔をしてるじゃないか、砂漠は暑いからなぁ
 まぁゆっくりしていくと良い。」


青の瞳・所々桃色の混ざった黒の髪を持つ、雨乞いの鬼の青年。
元々雨乞いとは世界に満ちる水のマナに祈り行うものだが、そのマナに語りかける力が父の血により強まり陽の国においても雨を呼ぶことに苦労はしない。
しかし生態系を崩さないように、オアシスを維持するにとどめているオアシス管理人。
父に似て表情はかたいがよく喋る。淡々としゃべるので旅人に「怖い」と言われたのが最近少しショックだったこと。
好きな花は母の産まれた森の国に咲くという朝顔。
いつか見てみたい。

<水鏡のオアシス>
大きな水鏡のような湖に支えられるオアシス。
集落もあり、人はそう多くはないがにぎやかな土地。
砂漠越えをする人々のための宿場町となっている。
周期的に雨乞いの祭りが執り行われ、祭事の際には戯が笛や太鼓の音にあわせて雨乞いを行う。
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【婚姻】
7/9 素敵なご縁を結ばせていただきました!
オアシスに訪れた薄命の少女
ファティアillust/57762792)さん

それはよく晴れた一日、砂漠の中にあるこのオアシスではよくある平凡な日のことであった。
旅人の到来を住人たちが告げる、それは平和なこのオアシスにおける刺激の到来。

「これはまた随分と華やかな一団だな、私はここの…まぁ簡単にいえば管理人のようなことをしている戯という者だ。
 ようこそ旅の方、砂漠の日差しはこたえただろう。
 街までもう一息だがまぁこのオアシスでゆっくりと英気を養っていくといい。」


はじまりはいつもの旅人達と同じように、食事のつまみに外の国の話や彼らの生きてきた様を聞いていた時であった。
聞けば彼女達はその生命に咎を負い、刻一刻と命が削られ終いにはその身が砕けて一生を終えるのだという。
そんな儚い生き物がいるものなのかと、初めはその存在に興味を惹かれた。

興味のままに言葉を交わすうちに、いつしかその奔放な笑顔に心を奪われていた。
その笑顔は儚い命とは裏腹に強く、生を謳歌するのだと心から浮かべられたものであった。
気付いた時には、その笑顔とその儚くも強く息づくぬくもりをずっと傍に感じていたいと願わずにはいられなくなっていた。

「ファティア、旅立つのか?
 …そうか、もう少しここに…いや、また次の場所に旅立つ時にでも此処に寄ってはくれ……いや、すまない。
 どうも俺は君に別れを告げたくないようだ。
 なぁファティア、俺と一緒に此処に住む気はないか?
 返事は急がない、そうだな…君がこの国で用事をすませたあとまた此処に寄って返事を聞かせてくれ。」


笑顔の苦手な男の頬は、自分でも気付かぬうちに柔らかな笑みを形作っていた。
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2016-07-02 18:05:06 +0000