こちらの素敵企画◇花冠を戴く者【illust/55830776】◇に引き続き参加させていただきます。
「騎士団の機密は絶対厳守。破れば己が命を差し出すものとデイムに誓え。……要はまぁ、死ねってことだ」
冴聞天(こもんてん)/♀/24歳/160㎝/森の国/傭兵
一人称:私(うち)
二人称:君(おめぇさん)
【知力pt:0/武力pt:3】
父:丹朧天【illust/57218272】
「天を恋しがるも悪くはねぇけど、父さんはちぃとばかし女々しいんじゃねぇの?母さんに見せてもろーた世界、大事にせんといかんよ」
母:メグ・アクエラさん【illust/57245121】
「ぅえっ!?手合せ…の気分じゃないから今日は!大丈夫じゃから!だっ、だって母さんの稽古厳しいんじゃもん…!」
姉:アメリ・アクエラさん【illust/57731191】
「承知致しました姉上。この冴聞天、必ずや騎士団の道標となりましょう」
「アメリ姉さんの背中守るんはうちのもんじゃ。誰にも譲る気はねぇんよ」
◇天亡(そらなき)の一族◇
かつて神々の騎獣として重宝された天翔る神獣を祖先に持つ、孔雀の羽に似た耳と二又の尾を持つ種族。
生まれながらに両の手に視覚を持つ目の紋様を有し、右手の目で過去を、左手の目で未来を、そして己自身の目で現在を見ると言われている。
見た記憶は手に触れることで相手の脳内に視覚的に流すことも可能。
祖先が天の掟に背く行為をとったがために地に堕とされ、天を翔る力も失ってしまった。
その脚がいつか再び天翔ることを夢見て、名前に天を冠するようになったという。
スキル
◇黎終紋(れいついもん)・陽式
┗左の手に生ずる紋様。視覚を持ち未来を見ることができる。
◇黎終紋・陰式
┗右の手に生ずる紋様。視覚を持ち過去を見ることができる。
◇天脚の記憶
┗祖先が天を自在に翔る脚を有していた頃の記憶。親から子へ黎終紋を用いて受け継がれる。
その脚が再び天翔ることを夢見て、天翔るあの心地を忘れてしまわないように。
◇ミュルミデイム騎士団
┗【novel/6862444】
7/13 素敵な伴侶様と出会えました…♡
ゼッタさん【illust/57816347】
初めて会いまみえたのは、彩の国が解放されて数年が経った頃。
騎士団から彩の国の監獄へ機密文書の伝令を受けて足を運んだ。
生っ白い肌に紅い口元が、いやに目を惹いて扇情的だと思った。
「君がこの監獄の看守か?私はミュルミデイム騎士団より遣わされた、冴聞天と申す。此度、我が騎士団は彩の国復興に微力ながら協力する運びとなってな。ひいてはこちらの監獄へも度々訪れることになると思う。よろしく頼むよ」
一言二言交わして得た印象は軽薄そうに見えて案外真面目。
割り切れないことが嫌いで何でもきっちりしたがる几帳面、かつ潔癖。
一度汚れ仕事をした後に赴いた時はひどく嫌な顔をされた。
そんな男だが自身の有する囚人と傍らの獣には優しい顔をする。
(そんな顔ができるのか…)とも思ったし、その慈しみと愛に溢れた瞳を自分にも向けてみてほしいなんて感情までも芽生えて。
これが数年に及ぶ片思いになろうとは予想だにしなかった。
監獄を守るのが“誓い”なのだと言う。
いつも傍らにいる無眼の獣はその目付け役なのだとも。
「おめぇさんはいつもゼッタとおれるんじゃろう?羨ましいやねぇ。おーよしよし。…なぁ、もし、“誓い”を破ったらおめぇさんはゼッタを……」
やめよう。不毛だ。
けれど獣相手に妬み嫉みを抱く程度にはあの男に焦がれている。
女所帯の騎士団に身を置き、その生活に染まっていながらなるほど、自分も根っこはただの女であったかと感心するくらいには。
自分は女である。が、女らしさや可愛らしさとは無縁である。
故に――――
「まどろっこしいのは性に合わんじゃけん、単刀直入に言うぞ。…すきだ、ゼッタ。私の旦那にならないか」
誰かが射止めてくれるのをのうのうと待つなどしない。
だから覚悟してくれ、ゼッタ。そして願わくば私に囚われて――――。
月が真っ青に染まる。
それとは対照的な真紅の花弁が目の前に現れて、息を呑んだ。
先にある漆黒の目とかち合って、頬に熱が集まる。
見慣れたはずの顔なのにうまく目が合わさらない。
あつい。なんだこれは。このきもちは。
「ははっ!うちに花なんて柄じゃあねぇじゃろうけど、うん嬉しい。ありがとうねぇゼッタ。…ひひ、あーダメじゃなぁ…顔が緩んじまっていかんなぁこれは……幸せだなぁ」
「おめぇさんが“誓い”を守るってんなら、うちがおめぇさんを守る。ええじゃろう、恋人の背中くらい守らせてちょーだいよ」
天が恋しいかと問われれば別にそういうわけじゃない。しかし時折逸るこの気持ちは一族の本能というやつなのだろう。
それでも。
「それでもうちは地に足つけて生きていてぇなぁ。…だって天翔けてしもーたらゼッタとおられんじゃろ?」
◆ご縁に関して◆婚姻につきましては国の所属や種族、クラスを問わずご縁を結ばせていただけたらと考えております。
気が合いそうだと思われましたらお声かけいただければ幸いです。
子世代に引き継いでいく容姿やスキルは複合や改変などご自由にしてくださって構いません。
もしありがたくも申請をいただけました場合、即日~3日以内にはお返事をさせていただきたく思います。
それ以降も返信がない場合はメッセージ障害などの可能性もございますので再送をお願い申し上げます。
婚姻以外の既知関係も募集しておりますのでお気軽にお声かけくださいませ!
キャプションは随時更新いたします(最終更新2016.8.4)
不備等ございましたらお手数ではありますが各種ツールよりご一報ください。
2016-07-02 15:29:30 +0000