「永遠なんてものが憎いから、もしそんなものがあったら許せなかっただけなんだ」
レッドドラゴンRPF 第六夜 第九幕
全てが収束して行く果ての果てで、スアローがメリルに零したこの言葉。
彼の手元に残る物は何も無いが故の『永遠』という名の希望を探している訳ではなかったんですね。
寧ろ永遠を求める者や永遠と言われる物に対する「そんなものある筈がない。あってたまるか」っていう憎悪と懇願が根底にあって…って事なのかな。それがある種のスアローの希望だったと。
だとすると禍グラバの「君とメリルくんの絆は永遠だと思っているよ」の言葉の重みがもう…もう…!!
メリルが言っていた「あなたは一生、ただひとりのあなたのままでしょう」の『ひとり』は『一人』であり『独り』なんじゃないかなーと思います。この世界にたった一人だけ消費の呪いを身に宿し、いずれ命すらも削り取る彼の呪いは例え消えたとしても彼を蝕み続けるのでしょう。
それでも彼は生きて行くのでしょう。
2016-06-30 09:00:01 +0000