【illust/55830776】こちらに参加させて頂きます。
▼名前 :カタクワ
▽年齢 :26
▽性別 :男性
▽身長 :199cm
▽所属国:森の国
▽クラス:傭兵/【魔力 0pt】【武力 1pt】
▽種族 :アグラク族
▽スキル:雲喰らい 雲を食べる。一族の主食。エネルギー補給。元気が出る。
タツノミチカラ 雲の下でなら、多少の飛行能力を得、身体能力も強化できる。
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とある竜族の血を引くとされるアグラク一族の男。傭兵。
一匹狼のように立ち振舞っているが、一度情を向けた相手は決して裏切らず、
面倒見がよく世話焼きな一面もある。
(補足:赤いのはただのイレズミで、鉄球は武器です)
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▽▼▽ 素敵な御縁を有難うございます ▽▼▽
森の国: ネモさん 【illust/57418972】
世界は単純だ。
一つ空の下、そこに意味があろうと、なかろうと、
命は、孤独に群れを成して息をして、
あまねく生きている。
…
ある日―― 突然、何者かに襲い掛かられた。
反射的に応戦し、倒そうとしたものの、
その見目があまりにも幼かったので、そのまま捨て置いた。
しかし、そいつ… その子供は、後から雛のようについてきた。
名前を尋ねれば「ネモ」と名乗った幼い子供は、
負けたものは強いものに従う、だから自分を好きにしていい、と言ってきた。
なんて、分り易く、拙く、危うい思考かと、
俺は思わず眉間に皺を寄せた。
そこで見捨てるほど、俺は、残酷でもなければ、
かと言って、誰かに預ける宛ても手段もない。
仕方ない。単純なことだ。
俺は子供をそのままにした。
厭きれば去ればいい。好きにしろ。
そんなことを少女に思いながら、背を向けた。
すぐ離れるだろう、そんな俺の考えを他所に、
ネモは、それからずっと、共に居た。
俺は、子供の相手などロクにしたこともなく、
それどころか、他人と長く過ごすなどしたことがなかったので、、
話すようなことも、教えられるようなこともない。
せいぜい死なぬように適当に手を貸すくらいで、
優しくなんて、出来ていなかっただろう。
それでも、ネモはそこにいた。
食糧を捕ってきたときは、自分が食べればいいのに、俺に渡してきた。
好意の表れらしく、俺が受け取れば、
素直に喜色を見せられ、少し困惑した。
胸の中に灯った、暖かいものの正体も名前も、
よく分からないまま、俺は黙っていた。
それを調理してやって、それを食ってるネモを見ながら、
胸に灯ったものは見ないよう、明日の仕事のことを考えたりした。
俺の服にすっぽりと隠れてしまったネモの姿を見た時。何故だかむず痒さを覚えた。
無邪気な姿に、居た堪れないような、だけど、決して悪くはない奇妙な感覚に、
はぁと溜息をつけば、覗き込んでくる、丸い丸い二つの透き通った瞳。
心配してるのかと察せば、またその奇妙な感覚は強くなった。
手を繋げば、ネモの手のその小ささがよく分かった。
少し力を込めると壊れてしまいそうで、力加減を間違えないよう、握り返した。
がらにもない。
そう自分に悪態をつくも、やはり悪い気はしなかった。
小さな手の柔らかさにどこか落ち着く心地がして、
鉄の堅さに馴染んだはずの手のひらが、触れた熱と柔さに
最初からこうであったかのような、そんな幻(ウソ)を感じた。
何度も、何度も過ぎる朝と夜の中で、やがて、
ネモがいる景色がこの目に映ることが、
気がつけば、
俺の当たり前になっていた。
困惑が苦笑に、
むず痒さが頭をなでる手に、
自身への悪態もいつしか忘れ消えて、
緩やかに変わっていった自分を知る。
変えたのは、たった一度のあの出逢い。
たった一人の、ネモ、だった。
…
世界は単純だ。
一つ空のした、俺とお前がいる。
そこに意味があろうと、なかろうと、
ずっと共に居たいと思うのが、
「……そうだな、 すき、だな。」
お前が俺に与えたもの。 『好き』ということ。
口にし、やはりがらじゃないなと苦笑して、
明日のお前に見せる世界は何にしようと、
目を閉じた。
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婚姻における条件などはございません。
何か不備や問題等ございましたらご連絡下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
(※7/6までのメッセは全て返信させて頂きました。有難うございます。
お届きでない場合はお手数ですがご連絡をよろしくお願いいたします)
2016-06-14 14:58:34 +0000