こちらの素敵企画◇天と地の世界樹【illust/54032140】◇に引き続きお邪魔いたします。
「ぼくにはね、ないしょのこえがきこえるの。きみのほんとうをきかせてよ!」
燁夜(かぐや)/男/9歳/128㎝/天の民
一人称:ぼく
二人称:きみ、あなた
【天pt:190/地pt:205】
父:ウルスラグナさん【illust/56758176】
「ととさまー!ごほんよんで!ぼくねぇ、ととさまのひつじとことりのおはなしがいちばんすきなんだ」
(けどあめはきらいだなぁ。ととさまのおこえがきこえないんだもん)
母:燈璃【illust/56641569】
「かーかーさーまっ!そんなかおしちゃだめー!しあわせがにげちゃうよ」
(みんなちゃんといるよ。だからわらっていて、かかさま)
姉:耀螺ちゃん【illust/57401189】
「あねさま、あねさま!きょうはこっちのみちにいこう?なんでかって?ふふふ、こっちのほうがいいことありそうだから!」
(おねがい、ぼくのあねさまをつれていかないで)
◇煇血(かがち)の民◇
生まれ持った焔を用いることで、穢れた魂の浄化や終わりゆく魂を天へ導く役目を担ってきた一族。
美しい白銀の狐の毛並を持つ。
錫杖の音色で場を祓い、狐火の力で魂を浄める魂葬を生業としている。
生まれ出でてから命ついえるまで絶えず誰かの魂に寄り添い続ける種族であり、その眼は魂の質を見極め、その耳は魂の声を聴く。
宿す焔の色には個人差があり、燁夜の場合は碧焔。
父方の種族・華翼の一族についてはこちら【illust/56758176】をご参照ください。
スキル
◇奏翼の燐音(そうよくのりんね)
┗錫杖を突き立てた場所を中心に花弁を纏った狐火が円状に広がり、魂葬のための禊ぎ場を形成する。
遊環が紡ぐ清らかな音色によって悪しき心や思念を持つ生者は阻まれ近付くことすらままならない神域となる。
仄かに花の香りがする焔は災厄や病魔を遠ざける効果を持つ。
◇祝ノ天眼(はふりのてんがん)
┗見つめた相手の魂を見通すことができる瞳。人に限らず目に映るものから感情を“色”として認識する。
燁夜曰く“ないしょのこえ”。
◇鳴杖・華解(めいじょう・はなほぎ)
┗煇血の民は魂葬の際に弔った魂の残り火を保持するための錫杖を所持しており、穂先から連なる鬼灯の形をした浮遊物に残り火を宿すことで自らの糧とする。
宿した焔は半永久的に消えることがないため、実をもいで灯篭としても使用できるらしい。
燁夜が持つ華解は、耳にした者に勝利と幸福をもたらす壮大な音色を奏でる。
6/26 素敵な伴侶様をお迎えしました…♡
アステリアさん【illust/57432033】
せかいがおちていく。
しんでいってるのだとだれかがいっていた。
かなしいあおが、とまどうむらさきがいっぱいだ。
ぼくをひくあねさまのめも、にたいろをしている。
(よーっし!ぼくのりんねにまかせてよね!)
ととさまがくれたかよく、かかさまがくれたほのおはげんきをわけてくれるんだ!すごいでしょ!
しくしく、しくしく……
あ、まただ。ずっときこえてるこえ。
だれにきいても「そんな声は聞こえないよ」っていうんだ。
…ぼくを、よんでるのかなぁ。
「ぼくをよんでたのはきみ?ぼくはかぐや!きみはだぁれ?どうしてないてるの?」
ぽろぽろ、ぽろぽろ、たくさんのしずくがあふれるひとみ。
かなしいあおに、おそれのくろ。
「んーっと…こわいの?」
「…。ねえ!こわいなら、ぼくといようよ!いっしょならきっと、へっちゃらだよ!」
アステリアの手をぎゅってにぎる。
つめたくて、ふるえてる。
なんでかな、アステリアのないてるかおはむねがきゅってなるんだ。
アステリアがかなしいのはやだな。ぼくがえがおにしてあげたいなぁっておもうんだ。
「ねっ?おいでよ!」
あの樹にいくのがこわいんだってアステリアはいう。
「ぼくはさみしくないよ。だってぼくにはリアとあねさまがいるんだもん!
ととさまとかかさまとはなれちゃうのはいやだったけど、だいじょうぶ。
ぼくらはいなくなるんじゃなくて、めぐるだけなんだ。
だから、はなれてもいつかあえるんだよー!」
かみさまは、さみしくならないようにだれかとあわせてくれるんだとおもうんだ。
ぼくにはアステリアを。
あの樹にもさみしくないようにみんながひつようなんだよね。
アステリアのめがきいろ、オレンジ、ももいろ、あかるくきらめく。
にぎったては、おんなじたいおんだ。
うれしいな。アステリアといるとこころがあったかくなってえがおになるね。
「あのね、リア。ぼく、リアのことだいすきだよ!リアがこわいおもいしないように、ぼくがいつだってまもるよ。だからぼくと、ずっとずっと、いっしょにいてくれる?」
◆
「アステリア」
振りむく彼女。優しく微笑む姿はより一層美しくなった。
いつしか、手をはなさないでいてくれたらあの樹の元へ行けると言ったあなた。
その言葉通り、笑みを絶やさず樹を見据える強さを持った。
「ふふ、泣き虫な自分は嫌いだときみは言ったけど、わたしは案外好きだったよ。泣いてるリアも、笑ってるリアも、ずっと大好きなんだ」
だからどうか偽らないで。強がらないで。
わらって、おこって。わたしの前ではないたっていいんだ。
「おいで、アステリア」
飛び込んできたきみは、あの頃と何ら変わらない、愛しい人のままだ。
◆
最後まで楽しませていただきありがとうございました!初めての世代交代企画で不慣れな部分もあったかとは思いますが、どの世代も素晴らしいご縁に恵まれて幸せいっぱいです。
ここまでご縁を結んでくださった
李星さん/こよーて様
龍 飛星さん/銘様
スズナ=アルルエルさん/星野ほしこ様
ウルスラグナさん/おはなもん様
アステリアさん/きゅう様
事前関係を組んでくださった
叢雲さん/なつき様
そして主催様、集計スタッフ様へ
心からの感謝を込めて。
◆
キャプションは随時変更いたします(最終更新2017.1.1)
不備等ございましたらお手数ではございますが各種ツールよりご一報ください。
2016-06-14 14:39:06 +0000