人形館の安息日 illust/54961214 第四場面、どうぞよろしくお願い致します。
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ククトワ(Cocktoi)
男/145cm/†4
予感:4 悲観
たいせつなもの:5 灯り
おもいだしたもの:5 魚
ギフト:1 水の祝福
確信:――
▽行動方針
マネキンや着ぐるみの破壊は好まず、手に入れた光や水を盾にしたり、身を隠したりする方を選ぶ。
ことばや行動には静かな落ち着きがあり、次の出逢いやそこから得られるものを楽しみにしている様子。
出逢ったドールには積極的に声をかけ、名乗り、話をしたいと思っている。
館に来る前の自身の記憶をおぼろげに思い出しているが、確信がないのであまり囚われ過ぎないようにしている。
大切なのは今の自分の目の前のこと。
▽共鳴相手
第一場面:illust/55713126 ✧ 杏さん【illust/55560097】
第二場面:illust/56364539 ✧ マリウスさん【illust/56357153】/【illust/57463523】
第三場面:illust/56681024 ✧ 彼方さん【illust/56737990】/【illust/57414202】
✦✦ サロウさん【illust/57167108】
隣にいた彼の姿が消えたとき、「やっぱり」と思ったのは確かな感情。
少しの落胆、けれどそれ以上に残るのは貰ったことばと思い出だった。
今まで出逢った彼らの話ももっと聞いておけば良かった――僅かな心残りは足を進める理由に変える。
聞いておけば良かった? ううん、これから聞くんだ。たくさん聞きたいことがある。話したいことも。
踏み締める地面には美しい波紋が広がっていく。
✧〇 。+ ◎ ✧ * °○. 。
真っ白なドレス、真っ白な羽。そのなかに映える深い赤。
新しい「誰か」。
『サロウ……です。どうぞよろしく』
優しく静かで穏やかな笑顔。
サロウ、教えてもらったその名が積もる。またひとつ、自らのこの記憶のなかに。
。 .○°* ✧ ◎ +。 〇✧
手を取り合って走る。物陰に隠れながらこれまでの話をする、聞く。
彼女の思い出のなかに知っている名前はなかったけれど、彼女の今までを知るのは楽しかった。
ひとつひとつを刻み、「愛したい人」とその声の話は留めていく。知らない名前、見たことの無い人の顔を想像しながら。
全てが今の彼女を作っている。――ボクがそうであるように。
その、証として。
『もしも……もしものもしも、忘れてしまっては悲しいから、あなたにこの羽飾りを渡しておくわ』
差し出された純白の羽。
そうだ、見えない思い出は心に刻んで、見える思い出は身に纏うことで。
ボクはこれまで以上に進んでいけるね。
「ありがとうサロウ。お礼に、ボクからもこの羽を君に贈るよ」
もしまた逢うことができたなら、きっとその赤を目印にする。
だから、迎えるそのときまで、どうか手放さないでいて?
<< 確信〔4:悲観〕を手に入れました。>>
☆ククトワは、未練や後悔を重石にするのではなく、翼に変えて歩みます。
☆ククトワは、羽の飾りを交換しました。目に見えないものだけでなく、形に残る思い出を手にしました。
☆ククトワは、またひとつ願う未来を持ちました。そして未来を願うことばを口にできる喜びも、改めて胸に抱きました。
(声に乗せて、名前を呼んで、君に出逢えて良かったのだと、またひとりひとりの手を取ることが出来るように)
→ 第五場面:illust/57858203
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キャプション随時編集いたします。
問題・間違いなどございましたらお手数ですがご連絡下さい。
2016-06-13 12:20:13 +0000