復活した恐竜帝国との最終決戦後、ネーサー基地― 號「チェェェンジ!ゲッタァァァ!ワンッ!」ガキィン! 隼人「號!合体のタイミングがまだ早いぞ!」 號「なっ!?遅いの次は早いのかよ!」 翔「ハァ…先が思いやられるな。そんな事ではまだまだだぞ」 號「う、うるせえ!」 剴「まあまあ二人とも、そこまでにしろよ。次はゲッター3でいくぞ」 それを地上から見上げる数名 鈴「ねえ、思うんだけどさあ…ゲッターってISと違って操縦者に優しくないよねえ?」 箒「確かにそうだな…当たり前だがゲットマシン状態でもかなりのGがかかるし、それで犠牲者も出たそうだ」 セシリア「何ですのそのトンデモマシンは…」 箒「まあ他にも色々あるそうだが…だからこそゲッターパイロットは、常人では発狂しそうな敵や状況やマシンでも大丈夫なくらいの、強靭な精神と肉体を持った者でないと勤まらないんだ」 シャル「うわ…軽く引いちゃう位の話だね。っていうか、箒はやけに詳しいね?」 箒「まあ、竜馬さんや隼人さん達と付き合いが長いし、ネーサーに保護もしてもらったからな…一応それで自然と知識も身に付いたし、鍛えてもらったからな」 鈴「ああ、だからなのね…っていうか、何なのよゲッター2系のあのトンデモスピードは!?ネオゲッター2でさえマッハ7を超えるとか、それで日本からアメリカまで短時間で飛べるとか、初代から進化しすぎだし色々おかしいわよ!!」 セシリア「確かにそうですわね…わたくしのブルー・ティアーズにストライクガンナー装備でもあそこまではとても…」 箒「だな、しかもそれを使いこなす翔さんの技量も相当なものだ」 ラウラ「確かにな…あの超スピードでドリルアームガンや急接近してのドリルやプラズマソードで貫いたり一刀に伏したり…しかもそれでネオゲッタービジョンもあるからな、正直言って相手にしたくない」 シャル「あー…確かにね。しかも真ゲッターに乗り換えるとそれ以上になってるし、ジグザグの変態軌道になってるし…しかもゲッター1でもそうだし、ゲッター2だと亜光速に近いよ!?」 箒「そういえば、一夏があれを参考にして相手を幻惑させて隙を見て攻撃する戦法をやり始めたな…」 セシリア「とんでもない方とマシンに刺激を受けましたわね…」 シャル「そういえば…思ったんだけど、ラウラのシュヴァルツェア・レーゲンのAIC(慣性停止結界)有るけど、あれで停めたりとかで真ゲッター2を相手にってできるかなあ…?」 ラウラ「うむぅ…無理かもしれんな。正面から来るとは限らないし、真マッハスペシャル等を用いた超スピードの幻惑戦法を使うだろうし、あそこまで速いと『ヴォーダン・オージェ』でも捉えきれるか…むしろこっちが右往左往してる間にかなりくらうだろうな。それに停められてもゲッターのパワーで強引に押し切られるか、ミラージュドリルやオープンゲット等もありうる」 鈴「でしょうね…っていうか、いくらラウラでも真ゲッターに模擬戦挑んでもボロボロになるビジョンしか見えないわよ…」 ラウラ「こればかりは私でもそう思わざるを得ないな…しかもよっぽど手加減してもらってだ」 箒(真ゲッターだからしょうがない…のだろうか) ちなみに更識簪もネーサーに来ているのだが、先程からずっとゲッターに見とれてたり 千冬「強化…いや、進化した真ゲッターの扱いは難しいか」 箒「あ、千冬さん。例の発表のはどうでした?」 千冬「ゲッター及びゲッター線による応用と進化…一見眉唾だが、実際にゲッターやゲッター線は不可思議な事を起こしてきたからな…早乙女博士は流石だよ。それに不可思議な物はビムラー等もあるからな…ん?」 テクテク… 一夏「うぅ…敷島博士、いくら俺が剣使うからって変な物をやたらと実験に使わせないで下さいよ~」 敷島博士「だーっはっはっは!すまんのう、何せ箒君がいない間に次々閃いてな。冷凍剣やらヒート剣やら」 一夏「ジオンが使ってるのをダウンサイジングしたり変な機能つけたり…ホント、とんでもないな」 敷島博士「いや~そんなに褒めちゃ―ん?お~千冬君じゃないか!久しぶりだなあ!」 千冬「…お久しぶりですね、敷島博士」 敷島博士「いや~君は益々べっぴんさんになったが硬いままじゃの~」 千冬「ハァ…それは竜馬にも言われましたよ。そちらも相変わらず元気そうですね」 敷島博士「もう元気元気!病気なんてしとる暇なんてないんじゃ!ワシには大好きな研究が山ほどあるんじゃからな!」 箒「この人だからな…元気な所以外見た事ない」 セシリア「な、何ですのこの方は…?」 千冬「紹介しよう、敷島博士だ。ネオゲッターや様々な武装の開発者だ」 簪「え…この人が!?」 敷島博士「ハハハ、いかにも…ん?」 ダダダ… 束「ハロハロ~!ちーちゃんも敷島のじいちゃんも久しぶり~!」 敷島博士「おお、束君か!どこ行ってたんだね?」 束「ちょっと出張にね。それよりいつもの…」 敷島博士「うむ、やらいでか!」 シャル(ん?火花散らしてる) 敷島博士「見よ、ワシが開発した超振動パルスガンじゃ。これがあればどんなエネルギー障壁も脆くなるぞい」 束「お~あの巨大円盤のシールドをを突破したアレね。やるねえ…それじゃあこっちはこれだァ!」 やいのやいの! 鈴「何あれ楽しそう」 千冬「出会った当初刺激を受けて、今では弟子?からライバルというか…偏屈な天才同士気が合ったんだ。そうだ、ある人の所に入って来る」 箒「…そういえば今日か」* 武蔵の墓 束「やっぱりここだね」 千冬「ああ」 束「今日が命日だもんね…まさかむっくんがあんな風に死んじゃうなんてね」 千冬「未来への希望を繋ぐ為にその命をゲッターと共に燃やしたと竜馬は言うが…竜馬もそう割り切れてなかっただろう」 束「だね…にしてあれから10年以上は経つかな~ISを学会で発表してじゅーじいちゃんや早乙女のおじ様達が興味を持ってくれて、それで早乙女研究所でゲッターとの共同計画始めて、そしたら恐竜帝国との戦いにやむを得ずだけど備えて、戦えるようにして…あれからISもゲッターロボも変わっちゃったけど、段々脅威もなくなってきたし本来の使われ方もしようっていうのに賛同してくれるみたいだよ?おじ様達」 千冬「ああ…そうだな。色々あったな…お前の社交性を何とかしようと竜馬達が尽力したり」 束「はっくんのアレはトラウマモノだったよぉ…でも同じ天才のはっくんに訊いたよ?何で他の奴らを見下さないのってね…そしたら「それよりも、俺がそいつらを尊重してリーダーとして務めるさ」ってね」 千冬「カリスマ性とリーダーシップのある隼人らしいな」 束「敵わないなあ…それはそうと―そろそろリョウ君とくっつかないのかな~?」 千冬「なっ!?」 束「何年二人がいい感じとか、満更でもないってのを見てると思ってるのさ~そろそろハッキリしたら?そこのリョウ君も」ニヤニヤ 竜馬「…気づいてたのかよ」 千冬「り、竜馬…!」 竜馬「ハァ…お前とは最初は仲が悪く、何度も拳を交えたり腐れ縁な感じだったりもだけどよぉ…ハッキリ言ってどうもほっとけねえんだよな、お前と一夏はよ」 千冬「ま、まあ私としても満更でもないが…///」 束「ええいまどろっこしい!」 進展は…あり? 終
2016-06-10 07:10:04 +0000