【夏闘乱2016】巻雲 悟郎【東軍】

ひろかず

◆巻雲 悟郎(まきぐも ごろう)/三年生/176cm
地味と静寂を愛する巻毛&下マツゲ少年。

◆心剣:暗雲・遠雷(クラクモ・エンライ)
刀状の心剣で、黒い刀身を持つ。
心剣を振ると剣筋に黒く、重みのある雲を引き、
相手を絡めとり目と身体を縛る。

又、雲は雷気を帯び、印を結ぶことでスタンガンのような
瞬間的な電撃を放つ。が、音も大きく目立つ為、悟郎本人はこの術を好まない。

◆心剣(の一部?):雷丸(いかずちまる)
心剣の雲より気まぐれに現れる黒猫。隠れるのが好き。
二晩ほど考えて名前を付けたが、家族や級友からは「呼びづらい」と一蹴。

◆最近、というか二年の時からずっと気になる子がいる。

◆以下、余談

5月6日の誕生日、両親、祖父より巻雲家の家業の話をされる。
共働きのサラリーマン家庭と思っていたところ、
その実は闇の中で闇たる怨魔を討つ生業であると。

なんたる悪い冗談か。が、いい加減な祖父からならばともかく
平々凡々と信じて疑わなかった両親の口から出てきてしまった言葉の重量は
笑い飛ばすには少し重かった。

昔の、ずっと遡った巻雲家は非情であったらしい。
心剣の才をもって生まれれば、男・女関わらず、幼少より
戦う術を仕込まれ、討つべき敵に刃を向けたという。

敵とは今では怨魔であるが、そもそもは人、心剣使いであったとも。

・・・とはいえ、それはあくまで昔、むかしのお話で。
家系もいくつかに分かれ、両親としてもこの道を継がせる気はないため
今まで黙っていたそうな。

寂しそうな顔をする祖父を尻目に母が言う。
玉鋼に進学させたのは心剣使いとしての分別を学ぶ為であって、
その後の進路は自由であると。

進路は二年の冬に決めたつもりだし、変える気も今はないけれど・・・

明日は、きっと寝坊するだろう。この頭を整える時間もないんだろうな。

【悟郎、以前の様子/2015・冬】(illust/54023867)

【目録・闘乱祭-夏の陣2016】(illust/56065265)

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2016-06-05 04:17:27 +0000