*前回のグレンラガン編2の続きな感じで
ラウラ「ああ、確かにガロードのあの性格は中々に人を惹きつけるし、人を変える所もあるからな…それに大したガッツの持ち主で中々に逞しいからな」 一夏「へー、なるほどな」 ガロード「まあ、前にラウラにも言われたけど、今のこのご時勢じゃあこの位生活力とかサバイバル能力ないと生きていけないからな、それにおれはまあ…親いねーし」右頬ポリポリ 一夏&シャル(そっか…ガロードもなんだ…) 鈴「それに実際、こんな世の中じゃあある程度強かったり頭を働かせたりないと、自分の身も他の人も守れないからね…あたしもここで生きてて、つくづくそれを実感したわ」 一夏「なるほどなあ…身に染みるぜ」 箒「まさに、強くなくては生きてはいけない…というわけか」 甲児「けど、その続きに『優しくなくては生きていく資格がない』…ともあるぜ?」 箒「うっ…///」 鈴「アッハッハ!こりゃ一本取られたって奴ね!」 セシリア「強くなくては生きてはいけない、優しくなくては生きていく資格がない…何だかいい言葉ですわね」 ラウラ「ああ、本当にな。心に響くよ」 鈴「それをまさに体現してる奴が、ここにいるわよ」 一同「ん…?」 ガロード「んぐ、んぐ…ぷっは~!今日の模擬戦、2回目はきつかったかな…セシリアのブルー・ティアーズはカリスのベルティゴに比べたら難なく行けたけど、鉄也のグレートはつええな~」 ティファ「ガロード、あんまり無理しないで?強くなりたいのはわかるけど…」 ガロード「ティファ、心配かけてすまねえな…でも、俺はどんな連中からでもティファを守り抜くって決めたんだ!だから、少しでもその為の強さを見に付けたいんだ…」 ティファ「ガロード…」 ガロード「大丈夫。ぶっ倒れたりしてティファを悲しませたくないからな。好きな女をそうやって悲しませる様なバカな真似はする気はねえよ」 ティファ「なら、約束…ね?倒れない程度にって」 ガロード「ああ、約束だ」 鈴「ね?まさにそうでしょ?」 シャル「アハハ…確かに」 セシリア「そういえば、ガロードさんはわたくしとの模擬戦では、随分ビットへの対処に慣れていましたわね」 ラウラ「まあGXディバイダーこと、ガンダムXディバイダーはカリス・ノーティラスの操縦するビット搭載型モビルスーツ『ベルティゴ』への対策も図られているし、一度はベルティゴに敗北したガロードの対ビット訓練の成果もある…すなわち、あれはGXの性能だけではなくガロード自身の実力でもあるのだ」 シャル「言い様によっては、機体の性能をフルに発揮してるともいえるね…凄いやガロード」 ラウラ「まったくだ、大破したGXを改修してサテライトキャノンが撃てなくとも、持ち前のガッツで訓練を重ね、ティファへの想いであそこまで使いこなすのだからな…まさしく、愛の力ともいえるな!」 一夏「へえ、ティファを想うからこそ強くなるってか…なんかいいなあ」 鈴「それにあいつら…堂々と好きだとか言うし、あんな甘々な雰囲気出すし…素直を通り越してもう、直球すぎるわよ!見せ付けられてるこっちの身にもなれっつーの!」 箒「だ、だな…(あんなに堂々と…ガロードとティファが羨ましい)」 ラウラ「お、そういえば以前にフォートセバーンという町で事件があってな、その時にさっきの話にも出たカリスという、人工ニュータイプ…いわゆる強化人間の少年が、『パトゥーリア』という巨大なモビルアーマーのパイロットどころか、生体パーツにされてしまってな…」 シャル「モビルアーマーの生体パーツ!?」 箒「まるで以前暴れたデビルガンダムの様だな…」 鈴「そうそう、しかもそのカリスの心が段々システムに蝕まれて壊れそうになってね…機体自体もでかいし火力あるし、有線ビーム砲が厄介だし…ラフレシアかっつーの!」 一夏「ラフレシアて…何か、想像しただけでヤバイと感じるわ…」 セシリア「あれはトラウマになりましたわ…」ガタガタブルブル 鈴「そんなんが相手だったけど、ガロードもあたしらも戦ったわ…あんな燃える町とか市民の悲鳴とか、見てられなかったし。カリスを助けたいって真っ先にガロードが言い出したし」 箒「あのガロードが…?」 ラウラ「ああ…あいつは言ったさ、「俺の声が聞こえるか!!」とな…ティファの導きやガロードの必死の説得、我々全員の奮闘…これらが合わさってカリスを救出し、パトゥーリアを撃破できた訳だ…」 シャル「それは激戦だったのが目に浮かぶね…」 ラウラ「それにカリスはガロード達と敵対してティファを連れ去ったりもし、町を破壊してしまったとはいえ、カリスはノモア市長にいいように使われ、騙され、もはや手駒としか扱われていなかった様だしな…」 シャル(何か僕に似てる…?) ラウラ「それでガロード達に救出された後は、市民からは快く想われないだろう事を承知の上でフォートセバーンの復興に尽力すると言っていた…あいつ自身新たな自分としての一歩を踏み出したのは素晴らしいし、感心もする―それに何だか、私といくらか似ていると感じたしな」 箒「ああ、学年別トーナメントの時の…」 ラウラ「それもあるが、まあ色々とな。まあ話は逸れたが、ガロードにはそれだけの行動力や情熱があるわけだ。まさに一夏に近いかもしれない…な」 鈴「そうね、まさに我が道を行く…ってね」 一夏「へええ…面白い奴だな、ガロード」 自分の好きな娘であるティファを様々な勢力から守り、自分らを付け狙うフロスト兄弟との因縁もあってガロードは戦う…ガンダムXという強力な力を以って――確固たる信念を持って戦うガロードに、一夏達も信頼を寄せつつあった――終
*本当はガンダムダブルエックスも出したかった。一夏にはこの世界やガロードはいい見本かな?
2016-06-02 07:06:33 +0000