「きっとあなたの声を届けますから!」
❖プリヘーリヤ・ポーチタ 16歳/女性/153cm 一人称:わたし、プーニャ 二人称:あなた
陽の国 ポイント計1pt(知力:1 武力:0)
❖フウセンチョウ
立派な翼を持つものの、その翼では飛ぶことができず、もっぱら魔力を込めた風船で浮遊する種族。
脚力が貧弱なため一生のうち地に足をつけることはほとんどなく、つねに浮いて生活している。
のんびりおっとりした者が多いが、それでも約束はしっかり守るのが一族に代々伝わる教え。
一度承った依頼を決して放棄しない、方向感覚に優れている、などの特徴から、一族ぐるみで郵便配達業を営んでいる。
❖スキル
比類なき磁針:地図を一度見ただけで現在地・目的地間の距離・障害物等を把握し、すぐに最短経路を判断できる。
❤素敵なご縁に恵まれました!(6/5)
ベリル・レッドさん【illust/57167296】
「な、なんなんですか急に!この方は病気で苦しむ子どもたちのために壺を売っている優しい方なんですよ!
詐欺だなんてそんな…え、そもそもそんな病気は存在しない?えっ、ええっ?」
「あ、あの、さっきは失礼なことを言ってすみませんでした…!
あんなふうに騙されたのなんて初めてで、わたしひとりじゃあのまま良いカモにされるところでした。
いまはなにもして差し上げることはできないんですけど、今日のお礼はいつか必ずしますからね!」
「あっ、この間のお兄さん!いつも綺麗なお姉さんが出てくるから知らなかったけど、ここのお家の方だったんですね。
はい、ベリル・レッドさん宛にお荷物です。署名をここに…あの、えっと。
お礼をしたいのだけれど、今日生憎足の悪いおじいさんが一生懸命採ってきたっていう宝石を買ってしまって。
……えっ、これはただのガラス?えっ、えっと…ええっ?
は、はい、いつもこういう風にお買いものすることは多いですけど…さ、詐欺?そ、そんなあ!」
「こんにちはベリルさん。今日こそはお礼をしに来ました、はい!こちらは手作りのクッキーです!
あ、また寝てたんですか?もう、少しはちゃんとしてください!寝てばっかりいたらベッドになっちゃうんですよ!
たまには街に出た方がいいと思います!聞いてますかベリルさん!ベ~リ~ル~さ~ん~!」
「ベリルさん、わたしのこと子どもだと思ってますね?わたしだってちゃんと一人前なんですよ!
そのわりには騙されすぎですって?うっ…でもいい年してだらけてるベリルさんもベリルさんですからね!
もっと活動的になったほうがいいですよ!あ~っまたそうやって誤魔化すんだから!そういうのよくないです!」
「いくらなんでも風船の中じゃ居心地が悪そうです。なっ、なのでその、よければ、一緒に…いえ、なんでもないです…」
「デッ、デート!?わ、わたしとですか!?は、はい、よろこんで!
……ど、どんな服着ていけばいいのかな…ベリルさんは普段通りかな…
わたしだけ変に気合入りすぎ!とか思われるかな…う~ん…」
「これですか?あはは、ちょっとお届け物で指を切ってしまって…。
えっとその、わたし、餌を見るような目で見られてるような……はっ、はい、き、き、きをつけます」
「ベリルさんが意地悪で怖い人なのはもうよく知ってます。でもそれ以上に、本当は優しい人だってことも知ってるんです。
だから、そんなこと言わないでください。だってわたし、守ってくださいってお願いしたいんじゃないもの。
何があっても、何を言われても、わたしがここに来ることを、あなたに許してもらいたいだけなの。
…そ、その、守ってくれるっていうの、あの、うれしいけど、はずかしくて…勘違いしちゃいそうです、えへへ」
「わあっ、良い香り…っていうかお、重い…いきなりどうしたんですか?お届け物ですか?
あ、あれ?指輪…?こ、これって、もしかして、ベリルさん」
「…いまの、夢じゃないんですよね?本当にわたしに言ってくれたんですよね?
面倒くさいって言われるようなことばっかりしたり、騙されすぎて呆れられたりしてますけど、本当に、わたしに…?
ああ、あの、わたし、何があっても、なんにもなくても、ベリルさんのそばにいます、いさせてください!
わたしの手を引いてくれたのがあなたでよかった。大好きです、ベリルさん」
❖企画元:花冠を戴く者【illust/55830776】
開催おめでとうございます!不備などありましたらお知らせいただけると幸いです。
2016-06-01 15:05:29 +0000