*さて、本日の短時間挑戦は列車で御座います。
御覧の通りかなり特異な配色の車輌。
唯、今回は市街地と言う事もあってその点でも情報量が多く、加えて菜の花が機関部分を相当隠していた事も有り妥協せねばならない部分もかなり出てしまいました。
塗装でもやはり自然背景のみでは無いので誤魔化しも出来ず、結局お時間は64分という結果に。
*本日の列車は東急電鉄の1000系、気になる電車で御座います。
こちらは池上線、東急多摩川線で三月末から運行されている復刻デザインの物なのだそうで、1950-60年代の旧3000系で使用されていた塗装なのだとか。
T.K.Kのロゴもあしらってあるそうです。
何でも、池上線などはバラエティ豊かな車輌が揃っているそうですが、今回のこの復刻とそうにより、この車輌も又かなり目立つ物となったようです。
内装は木目調をベースに吊り手の輪やスリーブなどに本物の木を使用。
座席も落ち着いたデザインに変更し、室内灯も電球色のLED照明にしたのだとか。
唯、懐かしのデザインを提供する一方で現代のニーズにもしっかりと対応し、車椅子やベビーカーなどのフリースペースを設置。
車内防犯カメラも搭載。
ちなみに、東急電鉄ではこの防犯カメラを順次導入予定で、20年までに同社の車輌全てに設置予定なのだそうです。
痴漢やスリなど人の目では見分けにくい物などに役立ちそうですね。
まあ、そうなればいたちごっこで見えない死角を突くのでしょうが、被害者になる方がその死角から離れた位置に立つ事で其れを免れられるだけましと言った所でしょうか。
*本日の撮影者さんは都会で御座いますので山犬さんのみで御座います。
懐かしいとそうに変更された通勤列車が走っているという情報を耳にした山犬さん。
観光列車等は記事にせずとも耳の早い大妖怪クラスの方々は情報を掴んでおりますが、こう言った物に関しては全くスルーですので早速記事にすべく現世へ。
山犬さんにとっては昨日にも等しい程度でしか無い数十年前の塗装。
其れが復刻カラーとして塗装されているのを見てつくづく人の世の移り変わりの速さに呆れるやら感心するやら。
そして、その中から人々の記憶からも抜け落ちてしまった物などが幻想郷へ流れ着くと考えるとこの移り変わりの速さも又必要な事なのかも知れないと撮影しつつ思ってしまうのでした。
2016-06-01 11:31:42 +0000