「出でよッ超ド級の美女! その極上の肢体でオレ様を惑わせてくrrrrナア゛ア゛ーーーーーッッ!!!!」
◆アズマ・ハル・オヴェレーム(Azma Hal Overeem) 21歳/男/174㎝
森の国のはずれにひっそりと息づく召喚士一族・オヴェレーム家の現当主。
この一族、かつてはかなりの魔力を有し強大な召喚魔法を操ったというが、いまやその力も衰えて久しい。
現当主であるこの男も例に漏れず、(召喚魔法の)理想と現実のギャップに打ちひしがれる毎日だ。
女好きのナンパ好きだが、すこぶる女運が悪い(日ごろの行いも悪い)。
たいてい騙されるか、思いが実らないまま終わるのである。
傭兵稼業のかたわら今日もどこかで女性にビンタを喰らっている。
彼の召喚魔法が理想通りにいかないのは、女運の悪さも影響しているのかもしれない。
「なぜ…なぜだ、どうしてオレのもとに現れないんだ理想の美女…っ!」
◆召喚獣(?)マッチョ
アズマが使い魔召喚をすると出てくる謎の物体(生き物と言っていいのかも不明)。
主にとても従順だが、どの個体も戦闘能力は殆どなく、ただひたすらマッスルポーズを見せつけてくる。
◆かなり(!)年上のお嫁さん:オリヴィア=サルヴァトーレさん【illust/57188447】
行きつけの酒場の店主。
女関係のトラブルのあれこれや仕事の話など、なんでも話せる飲み友達だったが、ひょんなことから気になる存在に。
年齢は聞かなかったことにしている。
「っせーなこちとら死活問題だっ、笑いごとじゃねーんだよ! マッチョしか出ねえんだぞ!!!!」
「別におまえも美人なんだからよお…、なんならおまえ、オレ様と付き合っちゃうか? …な~んつって…… ばっ、何て顔してんだ! い、いまの無しだ!! オラ、酒持ってこい酒ェ!!!」
「オレのカッコ悪いとこ全部知られてて、ほんっとおまえには敵わねえな… ん? 嫌じゃねえよ、嬉しいんだよ」
「まー、なんだ、そのー、ご存じの通りオレはろくでもないアホだけどよ、幸せにするから、あー、そのー、……結婚して下さい」
――まだオレが父親になる覚悟も決まってないっていうのに、オリーの腹の中にはなんと双子がいるらしい。
いちどに二人の子の父親だって? 冗談じゃない。滅茶苦茶嬉しいじゃねえか!
「ははっ…可愛いもんだなあ…… ククッ、きっと二人ともオレ様に似ていい男になるに違いないぜ。
……ありがとう、オリー。今日からオレたち家族が始まるんだ。…そうだな、名前は……――」
長男:アカツキ【illust/57670806】 / 次男:アケボノ【illust/57670805】
◆最悪の世代トリオ(事前既知)
はるか昔、彼らの祖先は同じ地に住んでいた。
種は違えど、似た力に特化した彼らは、互いにどの種が優れているのか常に競い合っていた。
代が変われど、住む地が変われど、彼らの関係性は変わることなく、今この時代でも続いている。
しかし何の悪戯か、今世代の三種の当主は揃って出来損ない……「最悪の世代」だったのだ。
・オルブライト家当主: バスティオール【illust/57165486】
・エクレール家当主: ハニーミルク【illust/57165487】
「それを言うなら“バカ”につける薬はない、だろうがこのスットコドッコイ!!!!…“バカ”に“ハゲ”…お前らのヘンテコ召喚に比べれば、オレ様のはまだ……そう、マシだ…ああ、マシだとも…」(増殖するマッチョに囲まれながら)
※3人にイニシャル呼びは禁句です。
◆何か問題点等ありましたら、お手数ですが御一報いただけると幸いです。
◆世代交代企画・花冠を戴く者【illust/55830776】
2016-05-31 15:10:12 +0000