天と地の世界樹様【illust/54032140】
名前:トーリ
性別:男
所属:天の民
年齢:47歳
身長:171cm
・前期【illust/56622479】からの続投です。
「はは、これでも一応お前の倍は生きてるよ。相応に見えなくて悪かったな」
「それ、見覚えあるのか…!?どこでだ!?……悪い、驚かせたな。ずっと探してるんだ。これを着ていた人。なんでもいい、なにか知らないか…?」
「ずっとそんな気はしてた。それでも、俺は最後まで忘れたくない、忘れられたくない。どっちも怖いから動けないだけなんだよ。それだけだ」
父と母を見送って30年。妹に見送られるつもりが仕事に調べ物にてんやわんやしているうちに逆に見送ることになってしまった。
敬語も愛想笑いも、裁縫も上手くなったが探しものは増えるばかり。
姪たちも大きくなり、潮時だろうと招集に備え溜まってしまった未受け取りの服の整理などの身辺整理をはじめた。
名前と服しかわからない人たちを探して最近は暇をみつけては各地へ出向いている模様。
そのため「裏切り者」や「闇狩り」、「知らないはずの人」などの話題に敏感。
素敵な方と出会えました
シャンティイさん【illust/57333002】
出会ったのは、本当に偶然だった。
いつものように、忘れられた持ち主の手がかりを探して各地を彷徨う中で見つけた、遠目からでもわかる黒い里。
いつかはきっとたくさんの色にあふれていたであろう、美しい翼の人々。
その中のひとりが、自分が進んできた道の対極にいるような少女が、叫んだ。何が悪いのかと。
愕然とした。記憶に無い記録を追うばかりで本当の意味で考えたことはあっただろうか。彼らが何を思ったのか。
「悪くないよ。きっと誰も悪く無い。みんな生きたかった。みんな奪われたくなかった。それだけなんだ。きっと。」
「それでも俺は、忘れたくなかったよ。忘れてほしくもなかった。」
「だってその喜びも悲しみも、全部その人達だけのものだ。…俺だけのものだ。知らない内に失くしたくなかった。」
「…そうだな、ただの我侭だ。あんたは、どう思う?それ、生まれつきじゃないだろう。」
---
何度目かの訪問で、彼女は呆れた様に言った。どうしてこんなところに何度も足を運ぶのか、と。
自分でもよくわからないけれど、きっと。
「黒いままでも、目が離せなかったから。あんたが少しだけ見せた、押し付けられた黒以外の色を、もっと見たいと思ったから。」
「…そうじゃないよ、「正しい」とか「正しくない」とかじゃない。俺はただ、綺麗だと思ったんだ。」
「それをもっと見たい、って言ったら、困るかな。でも本当にそれだけなんだ。」
キャプション編集中…
家族
父:ヤノギ【illust/56120076】
母:ユーイさん【illust/56346646】
姉:ナグサさん【illust/56830050】
兄:モエギくん【illust/56678916】
妹:アンズ【illust/56652779】
スキル
・花簪の守り石
補足参照
・想石
相手の魔力を取り込み、それと自身の魔力を撚り合わせより相手に合った加護を持つ石を生み出す。
魔力を取り込む際に相手の感情も流れ込んできてしまうため信頼している人にしか作らない(作れない)。
・心映色彩
相手の感情を色として感知する。色彩心理などの知識と長年の経験で精度が増した。
・蒐聲
・石華の祈り
相手と自身の魔力を織り交ぜて祈ることで子を成す。
いい年していい人がいないと心配した父方の故郷の人々から教わった。
--------------
婚姻以外にもいつかのお客様、お友達等既知関係も募集しておりますのでお気軽にお声掛けください。
問題や質問等ございましたらTwitterかメッセージ頂けると幸いです。
2016-05-31 15:05:02 +0000