インフィニット・ストラトスがスパロボ参戦したら グレンラガン編2

たけじん

 フリーデン格納庫― 鈴「ラウラ、お疲れ様」 ラウラ「鈴もな。先程の援護は中々よかったぞ。まさか双天牙月をあの様に使うとはな、敵もかなり焦っていたぞ」 鈴「へっへ~ん、竜馬さん直伝のトマホークブーメランの応用よ♪」 そんな会話を交わしながら私と鈴はハイタッチを交わす キッド「ご苦労さん、坊やのガンダム共々きっちり整備しとくぜ」 ラウラ「ああ、よろしく頼む」 ――この世界に、いや…あるいはこの時代か? ここにきて2カ月は経ったな… 教官や嫁…それにシャルロットや竜馬達とは別々にこの世界に来てしまった様だ…それでも私はこのフリーデンという陸上艦に鈴と一緒に乗せてもらい、仲間を探しつつ降りかかる火の粉(バルチャーやブレーカーのモビルスーツやウォーカーマシン等)を払いつつ、旅をしているのだ。 それにしても、まさかマウンテンサイクルなる物からMSや強化パーツの他にも、ISやそれ用の武器やパッケージなども出土するとは…驚きを通り越して妙な物を感じる。やはりここは未来世界か何かなのか…? しかもこの大陸を我が物顔で闊歩する、獣人という者達…地上の人間を徹底的に攻撃し、根絶やしにしようとするなど…なんて奴らだ! ジャミル艦長やロジャー・スミスらが交渉しようとしても聞く耳を持たぬし、尚も我々をを排除しようとする――何だか一夏達によって変わる前の自分を思い出すな。 ガロード「ふ~今日は数の多さで攻めてきたから、ちょっと焦ったぜえ」 ラウラ「私もだ。だが、それでもあのように立ち回るとはやるではないかガロード。GXディバイダーの扱いにもだいぶ慣れてきたみたいだしな」 ガロード「ああ、そうだな。カリスのベルティゴ戦を想定しての特訓や数々の実戦が役に立ったぜ」ニカッ ラウラ「うむ、そうやって研鑚を積むのは良い事だ。この時代を生きる為にというのもだが…ティファを守る為にも強くなるんだろう?」 ガロード「うえぇ!?さ、先にそれ言うなよオイ!?」 鈴「アンタねー、いつも言ってるじゃない。『ティファは俺が守る!』って…まあ確かに今のこの物騒すぎる時代、強くなくちゃあ自分も他人も守れないし生き残れないのもあるけどね…でも、やっぱりアンタの場合は大体の行動原動力がティファから来てるんでしょ?だからよ。まる分かりって事」 ガロード「うわあ…ぐうの音も出ないわぁ」 デュオ「はっはっは!こりゃ一本取られたなあガロードォ!まさしく、ティファにぞっこんってわけだな!ハッハッハ」 ガロード「ちょ、からかうなよデュオ~!」 ラウラ「フッ…面白い奴らだ」 鈴「ホントね…一夏もガロードくらい恋に一途だったらな~…」 カトル「いやあ、彼の場合は何かしらのキッカケでもない限り難しいんじゃないかと…」
 …とまあ、こんな具合に見知った仲間と合流したり新たな仲間と共に戦い、笑いあったりもあり、いくらか楽しくもある――もし一人だったらと思うとゾッとするが、鈴もいるし早くからフリーデンに救助してもらった…運が良かった訳だ。 だがそれでも「みんなに会いたい」という気持ちもあるし、不安に駆られない訳でもない。そのせいか悪夢を見る事もある…しかも鈴もそうだというのだ(一応言っておくが今は鈴とはフリーデン内で同じ部屋で寝泊まりしている)。 それもあって、私達は互いに支え合い、一つの目的というか目標を持っている…『絶対に皆に会う』という目標を――。
 ウィッツ「な…何だありゃぁ!?」 ロアビィ「あれが噂の大グレン団だって!?」 それは、ある村に寄った時の事だった。 いつの間にか置かれていた映写機の様な物から空間に写された映像に誰もが見入っていた…しかもその内容は、螺旋四天王の一人が出て人類の希望といわれる大グレン団とグレンラガンを一気に潰そうというのだ。しかもあそこには―― 鈴「!? い、一夏ァ!?」 ラウラ「間違いない…それに教官やシャルロットに箒にセシリアもいる…!!」 よかった、皆いるぞ!だが、状況が悪い!加勢に行きたいがここからではとても…そんな時だった 『ロシウ!合体だァ!』 『シモンさん!?…ハイ!』 ラウラ「むっ!?」 鈴「あれは…小型のガンメン!?しかも、合体した!?」 ラウラ「そうか…あれが希望といわれる、グレンラガンか!」 すると、頭頂部のハッチが開いてパイロットと思しき少年が姿を現す 『兄貴は死んだ…もういない! だけど…俺の背中に、この胸に!一つになって生き続ける!! 穴を掘るなら天を突く! 墓穴掘っても掘り抜けて…突き抜けたなら、俺の勝ち!! 俺を誰だと思ってる!俺はシモンだ!カミナのアニキじゃない…俺は俺だああ! 穴掘りシモンだあああっ!!』 何だ!?あの少年は!! 兄貴は死んだと言っていたが…では、大切な兄を亡くしたというのか!? しかも、その悲しみを振り切っての口上…というのか!? しかもあの少年から感じる熱い情熱…ん!? 何だ今のは!?背中の大きな男が…一瞬見えたぞ!? その兄…なのか!? 『必殺ぅ…!』 呆気に取られていると今度は巨大なサングラスをブーメランの様に投げ、四天王グアームのガンメンに刺さり、動きを止めたではないか! 『ギガァ…ドリルゥ…!!』 鈴「うええ!?何あのデッカイドリル!!?」 『ブレイクゥゥゥゥゥッ!!!』 ドギュオオオオオーーッ!!…ドゴオオーーン!! あっという間だった…あのドリルで突撃し、敵ガンメンを貫き、撃破したのだ…大グレン団が、勝ったのだ…! 村人A「すげえ…すげえよ!」 村人B「あれがグレンラガン!人類の希望!!」 村の人たちにも歓声がわき上がっている。何というかこっちも気持ちが昂るなあ!それに我々の探す者達がいたんだ目指すべきものが見えた! 3日後、ジャミル艦長に頼んで我々のレーダーを頼りに一夏達のいるであろう反応に向かって進路を取り、ようやく合流できた…やっと!やっと会えた!! 鈴もシャルロットも涙目だった。これはいわゆる…嬉し涙というやつだ。 後で互いに起こった事などを報告したが、カミナという偉大なグレン団リーダーに会ったらしい。カミナか…嫁や教官達が太鼓判を押すほどの度量のある男か、その男が死ぬ前に、一度会ってみたかったな…。 終

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2016-05-31 07:11:53 +0000