インフィニット・ストラトスがスパロボ参戦したら グレンラガン編

たけじん

 *今回の世界観はα外伝みたいな感じで 獣人達の帰等ポイントを目指す旅の途中、俺達は新しい仲間と出会った―竜馬や甲児達と同じく、とんでもない奴の爆発で空間がおかしくなって…気が付いたらこの世界に倒れていたとか… 一夏って奴が言うには仲間が何人か離れ離れで、鈴やラウラがそうらしい。 兄貴も言ってたけど、一夏は「絶対また会えるって信じてる!」って言ってた―俺やヨーコが兄貴を信じてるように、一夏も皆の事を信じてるんだろうなあ… それはそうと、セシリアが兄貴と最初は揉めたなあ…どっちも気が強いしプライドはあるし…え?第何次ドワォ会戦かって?知らないよそんなの。 まあその後は勝負したり獣人との戦いがあったり、グレンラガンとブルー・ティアーズで互いに援護しあったりもあって何とかお互いに認めるようになったみたい。 俺の事は最初は「少々気弱なようですが、大丈夫なのですか?」とか言われたけど、実際そうだし…でも兄貴が「確かにシモンはそういうとこがあるが、やる時はやるすげえ奴だ」って言ったし、兄貴やリーロンに指摘された「気弱な所があるから警戒心が強くなる、だからこそ落ち着いて状況が見えたりする」ってのや「こいつはまだまだ成長途中だ、きっとでっけえ男になるぞ」ってのを聞いて、セシリアも幾分か納得したし俺の戦いとかを見て関心を寄せるようになったし、ヨーコとは狙撃手同士でか仲がいい。 それに皆も兄貴に関心を寄せてる―シャルロットはアダイ村で兄貴が言った「したくもねえ事ならやらなきゃいいだけだろう!俺を誰だと思っていやがる!死んでもやりたくねえ事は死んでもやらねえカミナ様だぞ!」って言ってた時や兄貴の自由で器量があって皆を引っ張る所とかに憧れてた…わかるなあ。 箒は兄貴を「一本筋の通ってる大した男だ、逞しさすら感じる」って言ってたし、一夏も「シモンがカミナに憧れるのがわかるぜ」って言ってたし、一夏は姉貴の千冬にずっと育てられてきたらしい…俺と兄貴にちょっと似てる。 そんなこんなで旅をしてたらある時、千冬にこう言われた―「シモン、お前はカミナに憧れ、カミナの様になりたいと思っている節があるな?だが、私の教え子でそれと似た様に私に憧れて私の様に強くなろうとして暴走してしまった奴がいるんだ」「え?」 話によると、そいつは千冬のおかげで強くなったはいいけど、周りにデカイ面をして力こそが全てだとか周りの皆が傷つくのもお構いなしだったとか…しかも一夏を狙っていたらしい――何だよそれ、まるで獣人じゃないか。 千冬はそれを気にしていたらしいけど…でも、ある時にそのラウラって奴の機体が暴走して、一夏達がそれを止めたら改心して、一夏や皆と和解したらしい…そしたら千冬は俺に言った― 「憧れを持つのはいいが、行き過ぎて暴走したりしないようにな。お前はお前なんだ、カミナじゃないんだ」って なるほどなあ…うまくはその答えは言えないけど、一応心に留めとこう。 * 温泉に行ったら行ったで、兄貴が「美しい山やきわどい谷」を拝むべくフロンティアへ挑もうとした…甲児はノリノリだったけど、一夏は驚いてたかな。まあ結局獣人のガンメンの襲撃やダイガンザン出現とかでおじゃんになったけど。 兎にも角にも、明日はあのでっかい戦艦型ガンメンを分捕る作戦が決行される―それで緊張したから兄貴に助言してもらおうとしたら――兄貴とヨーコの、キスしてるとこを見ちまった…セシリアや一夏も偶然にだ。 そこから俺は動揺しっぱなしだった…俺はヨーコに好意を持ってる―ハズが、兄貴とああいう関係だったからもう、頭がぐるぐるだよ…箒が「緊張して眠れないのか?だったら深呼吸して一旦落ち着け」って言ってくれたし、兄貴が「お前を信じてるぜ」って言ってたけど、こんなので大丈夫かなあ…? * そして始まった大作戦―それは2弾構えの作戦で、途中まではうまくいっていた…けど、ラガンインパクトでもこのデカいガンメンをうまく制御できない、昨日の光景が目に浮かぶ―うわ、勝手に撃つな…!! そしたら兄貴が、俺の顔面に一発かましてきた…そしてこう言った、「目え覚めたか?」 言われた俺はハッとなった、するとさっきまでの焦りとモヤモヤした感じはなくなってるのに気づいた。 「お前が迷ったら、俺が必ず殴りに来る。だから安心しろ。お前の傍には俺がいる…お前を信じろ。俺が信じるお前を信じろ!」 兄貴にそう言われた俺は心機一転…今度はコントロールが上手くいった。そしたら―兄貴のグレンに、四天王チミルフの槍が刺さり…兄貴が、やられた!? * 幾らか離れたその光景に目を疑った…あのカミナさんが、やられた!? 途端にダイガンザンが暴走を始めました…シモンさん!?もしや今のショックで!? 状況は確実に悪くなっていきます、ですが――「おちおち、寝てもいらんねえか…!」 中破したグレンが再び立ち上がり、壊れた片腕をラガンに投げつけました…まさか! 「シモン…お前、自分を誰だと思っていやがる! 忘れたのかあ!お前のドリルは…天と地と、明日を貫くドリルじゃねーか!俺たちは勝ったんだ! そのデカブツはテメェのものなんだ! 何も怖がることはねぇ!」 カミナさん…!! わたくしの目の前であの方は再び立ち上がり弟分を再び立ち上がらせました…よかった、本当によかった!! リーロン『…セシリア、グレンのコックピットの状況…確認できる?』 セシリア「リーロンさん?ええ…ッ!こ、これは!!」 リーロン『やっぱりそっちも…』 セシリア「カミナさんの…生命反応が、ありません…!」 リーロン『やっぱりね…カミナは今、シモンの目を覚まさせる為に、死んでいる筈の体を気合いと根性で無理やり起してるんでしょうね…』 セシリア「そん、な…では、カミナさんは…」 リーロン『恐らく、この戦いが終わったら、もう…』 『ギガァ…!ドリルゥ…!』 せっかく仲良くなって、男の在り方の一つを見せて頂いたのに…そんな、カミナさん…こんなのって…!! 『ブレイクウウゥゥゥゥ!!!』 ドゴアアアアア!! セシリア「カミナさん、勝利しましたわね――ですが…」 「あばよ、ダチ公…」 「兄貴…?」 …彼は言いました。「お前を信じろ」と――「お前が信じる俺でもない…俺が信じるお前でもない…お前が信じる…お前を信じろ」と…その言葉は、わたくしの胸にも響いていました。ですが――
 * ザァァァァ… 雨が降っている――この雨で皆の涙を隠すように… 戦いには勝ったけど、代償は大きかった… 俺もヨーコも、大グレン団の皆も、一夏も箒もセシリア達も、泣き崩れている――みんなを引っ張って、支えになった偉大な男が――兄貴が、死んだから… そう、この日…俺達は、かけがえのない物を失った―― 続

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2016-05-30 07:11:37 +0000