大熱波後の世界、2032年、厄災によって滅び去った文明世界は荒廃の極みに達していた。この滅びの世界にただ一つ残された存在、神経塔は、まるで建造物と生命体の特性が融合したかのような存在であり、現在も異質な胎動を続けている。人々の畏怖と崇拝のなか、それは、神を内包する聖域と呼ばれ畏れられた。
2009-08-18 12:02:55 +0000