「大神よ。主に認められずとも、始めからワシらはワシら自身の主じゃ、ぞい
誰の思い通りにもならんし、誰の指図を必要とすることなく生きていく。
滅されることに怯え、神の気を取り計った元で
息をしなければならぬ、『王』など、御免こうむる、ぞい!」
◆与頭ナナワシ(クミガシラ・ナナワシ)
先代“陽炎湯舟”与頭に拾われ育てられた、食み出しものの『タイガコビト』illust/55688521。
普通、人間成人の膝丈ほどの身の丈のタイガコビトにあって、
生まれつき特別身体の大きかったナナワシは同族の内から葬りを食らっていたが
飢えて死にそうになっていたところを先代に拾われた後、“ヒト”として大切なものが何たるかを教わり、
以来、厳しい大河の自然の中を五人与して生きてきた。
与の者で気にしている者はいなかったが、己が恐い顔をしているらしいということを気にして
普段は顔を布で覆っていた。
◆陽炎湯舟五人与【illust/55644934】
与頭ナナワシ、罠師ヒゾエ、往占師トマリ、斃方タマユ、守目メキムー
新津新天地、旧王都『二面神』の試練を抜け、王の間にて合流。
大神に刀を向ける
■企画元【pixivファンタジアT】illust/49662235
2016-05-01 14:07:25 +0000