「ア、あ、あなた…わちきと、私と一緒にいて下さいな」
「もうなんの力も残っていないでしょう?」
「愛した女に食われるのも悪くないと思わない?」
いとしい妻の顔をした化け猫が一匹。朦朧とした彼の首に爪を立てた。
瞬間。一陣の花吹雪が二人の間を通り抜ける。
男は風音の隙間に覚えのある声を聞いた。あの日もこんな風に花びらが舞っていた。
(ああ、約束したんだ)
「お前を消す力ぐらいは残っているさ」
梅花舞【illust/56534438】の加護を受け、化け猫に奪われていた力が一部回復しました
鍋島【illust/55958060】
黒無垢の化け猫【illust/56509569】
新津新天地編お疲れ様でした。楽しかったです!ありがとうございました!
PFT新津新天地編【illust/55643642】
最終章【illust/56431506】
2016-05-01 13:55:37 +0000