ー今度こそは守り抜いてみせるー
式神「須佐能」は、元々一人の人間だった
魂現刀「八岐大蛇」に喰われ続ける「櫛名田」を守りたいと願い誓った人間だった
しかし彼はあまりに脆弱だった
誓いが果たされる事は無く、櫛名田は目の前で贄となり八つに喰い裂かれた
嘆き悲しみ悔いるあまり、彼はその身を一柱の式神へと変え、永い時を彷徨い続けた
やがて自らの記憶も思いも色褪せ消え入りそうになった時、一人の櫛名田が願った
それはかつての自分の願い、ささやかで、だけど強欲な思いだった
彼は今度こそ誓うのだろう、命を賭して守り抜いてみせる、嘆き悲しみ悔いる思いを断ち切ると
例えその身が消えると分かっていても、最後の櫛名田を死なせはしない
全力でお守りします(illust/55711672)
うちの(illust/55684417)
<補足>
此方(illust/56482073)
で頂いたお札を見て、須佐能は古い古い記憶を思い出しました。紺乃さん暗明さんありがとうございます、須佐能も抗ってみようと思います˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄ω˂̣̣̥᷅ )‧º·˚
2016-05-01 03:40:59 +0000