人形館の安息日【illust/54961214】
「…なんで追いかけてくるの!?!とりあえず逃げるのよー!!」
❁ヴィオーラ❁
性別:女
身長:145cm
一人称:私
二人称:呼び捨て、貴方
❁ココロノカケラ:1
❁予感:自由
❁たいせつなもの:ー
❁おもいだしたもの:8 植物
❁ギフト:***
❁確信:***
第二場面【illust/56207065】
+ココロの共鳴+
第二場面:羅銀さん【illust/56327507 】
「…どこなのよ、早く助けにきて、羅銀…。」
「…ううん、大丈夫!きっとまた会える筈なのよ!だって、私の王子様だもの!」
*一つのものに取り組む忍耐力や、それをやり遂げる達成感
*羅銀さんに対しての淡い恋愛感情
良くいえば元気で人懐っこい、悪く言えば騒がしいドール。でも行動はだいぶ落ち着き、好き勝手な行動をすることはなくなった。
現在もお姫様になりたいという夢は嬉しそうに話している。
髪が見る向きによっては青い色にも緑の色にも見える色になった。
❁おもいだしたもの
それは花瓶に差してある色とりどりの花。
真っ白な世界を彩る華やかな花。
どこで見たのかも、誰と見たのかも分からない。
けれど、確かに傍にあったものだった。
→装飾として花々の飾りがついた。
そして腰周りに蔦が巻きついた。これは意思次第で伸ばしたり動かせるよう。
とはいってもそこまで力はなく、引っ張れば容易く千切れる
❁光の無い、不安げに揺れる瞳
【illust/56625656】
「あなたは私を見ていつも悲しそうな顔をするの、そしていつも笑うの。…誰だかは思い出せないけど私はあなたが大切だった」
❁行動方針
着ぐるみ怖い。そのためとにかく逃げるし叫ぶためうるさめです。怖いし不安なので人がいたら出来れば一緒にいたいと考えています。
小柄なためか、すばしっこくなんとか逃げきれている様子。
逃げつつも羅銀さんの事を探しています。
❁素敵な共鳴相手さん
励ましあったお友達、瑠璃さん【illust/56648718】
拍手と歓声が響く舞台を背にしドアを開ける。
カナリアメモリーが言っていた事は気になるけれど私には羅銀がいてくれるし、むしろ次になにがあるのか楽しみでしょうがない。
「ねぇ、羅銀!次は何があるのかしら!楽しみね!……羅銀?」
けれど振り返った先で笑ったのは、私の王子様ではなかった。ねぇ、羅銀はどこなの?
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どうやら彼、オープンキーロックキーを楽しませる事が出来ればいい、らしいのだけど追いかけてくる着ぐるみなんてどうしろっていうの?!
戦う力があるわけではないし、あったとしても私と似た姿をした着ぐるみ(?)に攻撃を仕掛けるなんて無理だわ、そう判断した私は館を必死で逃げる事にした。
時折自分に似た子を見つけては話しかけてみたけれど返事は返ってこないし、羅銀もいないし不安で仕方がない。あの優しい掌が恋しくてたまらない。
逃げていてわかった事は腰に巻きついた蔦が伸びたり動かせる事を発見したぐらいかしら?
…とにかく不安に思いながらひたすら走る、そんな中、私は自分と同じ様に逃げている子を見つける。
今まで出会った私みたいな姿の子は私を追いかけてばかりで逃げている子はいなかった。
という事は彼女はきっと私と同じドールだわ!ええ、そんな気がする!
…あぁ、早く彼女のところに言ってお話が聞きたいわ。…1人は寂しくてたまらない。何故だか、もう1人はいやだと強く感じた。
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「はじめましてなのよ!私はヴィオーラっていうのだけど……ねぇ、あなたはドール?あなたもあの子達から逃げてるの?」
「この蔦で動きを止める?……………あら、ほんと!少しだけど足止めできそうね、今のうちに逃げましょう…!!」
「すごいわ瑠璃!私、貴方みたいに賢くなりたい。知恵があればさっきみたいに上手くいくことが沢山あるわ。それに、賢いお姫様の方が皆に好かれるわね。」
「私は羅銀っていう人を探しているの。とっても素敵な王子様でね、かっこよくて優しくて〜……ええ、ほんとに素敵なの……また、会えるかしら……。…!そうよね!瑠璃も探している方ともきっと会えるわ!」
「さぁ行きましょう!早く逃げないと追いつかれてしまうわ!」
手を繋いで逃げて、着ぐるみがいない時は2人で色々お話するの。
それは私の夢だったりとか、瑠璃のお友達の事だったり。お互い不安な時励ましあったり。
…瑠璃。賢くて、優しい私のお友達。
羅銀はどこなのかしら、私は何者なのかしら、とか不安はまだあるけれど、この追いかけっこも、今はなんだか楽しくなってきた気がするの。
それはきっと彼女が一緒にいてくれるからね。
私、こんな風に一緒に過ごせる友達が欲しかったんだわ。
…私にはずっと黒薔薇のお兄様しかいなかったから。
「ねぇ瑠璃!私、貴方と出会えてよかったわ!」
*瑠璃さんの機転から状況が好転したので瑠璃さんに対して尊敬の念を抱きました
*その事から決められた事をこなすだけではなくその状況に合わせて臨機応変に物事に取り組めるようになりました
*人を思いやる気持ちを覚えました
*…兄の存在を思い出したようです。
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………
私はお姫様になりたかった。
何度も何度も読んだ物語に出てくる、誰にでも優しくて、とっても可愛くて聡明、皆から愛されるお姫様みたいな完璧な女の子に。
私の読んだ物語はいつだってハッピーエンド。だから、いつかは私もそうやって幸せになれると信じていたし、自由になれると思っていた。
でも私はーーー私は…。…あれ、なんだったかしら…?
ねぇ、ここは、
2016-04-30 15:40:33 +0000