こっちillust/56477717で木枯がもらった刀について。
2枚目はただの刀本体の差分。
・大分前、トキツネ宅
那由他「ねえトキツネ、刀を1本作ってくれないかしら?
とびっきり強くて、頑丈な1本。
私が全力で術を込めても、絶対に壊れないような一振りを」
トキツネ「出すものを出してもらえればかまわんが……
刀なんぞつかわんだろう、お前。どういう心境の変化だ?」
那由他「いえね? もう少ししたら兵衛の誕生日なのよ。
あの子もいい年だし、刀の1本も仕立ててあげたくて」
トキツネ「あの小僧に、か。そういえば、風の噂でやくざ者を率いているらしいが……
まあ一党の長がそこいらの鈍らと言うのも格好がつかんか。
分かった。我の持てる限りを尽くした一振りを仕立ててやろう」
那由他「助かるわぁ。器が半端だと、魂を込めたときに壊れて開放されちゃうのよねえ。
私の持ち歩いてる魂、たいてい悪さをした妖物から引き剥がしたものだから」
トキツネ「……前々から思っていたが、そんな危なっかしいものをよく持ち歩けるな」
那由他「だって私よりは弱いもの。私の手の届く範囲にいるなら、殴ってまた殺せばいいだけよ」
トキツネ「……いや、お前がそれでいいのなら、我はかまわんのだが……まあいい」
どっとはらい。
【仙刀・七ツ尾】
那由他が木枯への誕生日の贈り物として、
トキツネ作の刀に人魔合一法と同様の工程で妖物の魂を込めた物。
封じられているのは過去に那由他に調伏され、魂を剥ぎ取られた七尾の仙狐。
能力を開放すれば刀身を金色の霊力が覆い、鉄をも寸断する切れ味を持つ。
また追加で霊力を食わせてやることで霊力の帯を最大6本まで出すことができる。
この帯は自在に伸びて敵を攻撃し、刀身を含めて七回の斬撃、
および帯を全部まとめて巨大な一撃を放つことができる。
ただし使用者の霊力を容赦なく吸い上げるため、使うには相応の霊力量、
及び余計な力は吸わせない様にする霊力調節能力が必要になる。
また、仮に刀が破壊された場合、内に押し込められた魂が開放され、
凶悪なものであればそのまま暴れだしかねないという欠点を持つ。
キャプションでしゃべってた連中
●お借りした子
トキツネさんillust/55941792
●うちの
師匠illust/56251968
2016-04-26 19:15:19 +0000