IS学園上空600m・デスログマー2の甲板で― エックス「まさかイーグリードまで!?」 セシリア・オルコット「知ってる方なのですか?」 ゼロ「知ってるも何も…俺達のかつての友人だ。死んだはずがまさかあいつも蘇ってくるとは…」 セシリア「ええっ!?ご友人なんですの!?」 篠ノ之箒「さっきの妙な連中と敵対してたり、腕そのものが機械だったり、今度は鳥を模した人型ロボットと友人って…お前達本当に何者だ?」 ゼロ「今はその時じゃない…奴の様子がおかしい」 ストーム・イーグリード「…エックス、ゼロ!シグマ様ノ為ニ、オ前達ヲ排除スル!ソコノ小僧ヤ小娘ドモモナァ!!」ズオオオ!(ストームトルネード) 織斑一夏「うあっ!なんて竜巻だよ!これ自体攻撃力あるぞ!?」 箒「おい!何で昔の友人がいきなり攻撃してきてるんだ!?」 エックス「ぐうぅっ…あの様子からして、恐らくシグマウイルスだ!さっきISを暴走させたあのウイルスにやられたんだ!」 凰鈴音「何よそれ!?そんなのが相手だっていうの!?」 エックス「くっ…イーグリード、目を覚ましてくれ!」ドウ!(エックスバスター) イーグリード「グッ!ヤルナ!」バッサバッサ! 鈴「何よこの風ぇ…!」 ゼロ「俺達をここから落とす気だ!…だが、このだだっ広い甲板でそう簡単に…」 バシュシュ!(上空から落下する羽根攻撃) 箒「やっ!はあっ!切り払えるからいいが、風に対して踏ん張りながらはきついな」 セシリア「このままでは…やむを得ません。二手に分かれて応戦と艦内の鎮圧を―」 バゴンッ!急に甲板の発進用ハッチが吹き飛び、そこから一体のレプリロイドが飛び出した! 一夏「今度は何だ!?」 シャシャシャ!ザキキン! 鈴「きゃあっ!」 一夏「鈴!?うおあっ!」 セシリア「何ですの!?衝撃波!?…の刃!?」 ソニック・オストリーグ「ケーケケケ!切リ刻ンデヤル!俺ノ自慢ノスピードデナァ!」シャシャシャ! エックス「オストリーグ!?君も蘇ってイレギュラーにされていたのか!?」回避 鈴「何!?またあんたらの知り合い!?」 ゼロ「…気を付けろ!今の衝撃波の刃とスピードは脅威だぞ!」回避中 箒「今ごまかさなかったか!?」 一夏「っつか、数はこっちが有利だけどあの速さは厄介だな…」回避&切り払い ゼロ「…一夏、ここは俺とエックスとセシリアに任せて、お前達は艦内を制圧するんだ」 一夏「待てよゼロ、俺も一緒に…」 エックス「いいから行くんだ。戦力計算でもこの方が合ってるし、コントロールも奪取しなければならない」 鈴「一夏、エックス達の言う通りよ…行きましょう」 セシリア「そういう事です…こちらはお任せください。中の方は…」 一夏「…ああ、わかった。任されたお互い無事でな」 箒「今の死亡フラグになりかねんが…行くぞ!」 ダダッ オストリーグ「行カセルカ!」ダッ イーグリード「サセン!」ゴウ!(突撃) 斬!ズワオ! オストリーグ「ウッ!?」 イーグリード「グッ!?」 ゼロ「させるかよ」 エックス「ここから先は通さない」 セシリア「皆さんの背中は守ります…3人ともどうかご無事で」* メカニロイド「侵入者ヲ排除セヨ!排除セヨ!」 鈴「ああもう!うっさい!」ドウ!(龍咆) 箒「でああ!」斬! メカニロイド「排除、排除」バシュバシュ! 一夏「くらうか!」斬! 箒「ふ~、ここいらは片付いたな」 一夏「ああ。それにエネルギーもさっきから出るアイテムで回復できるし、まだいけるな」 鈴「でもまだ気を抜けないわ。このままガードメカを一掃してブリッジを目指すわよ!」* オストリーグ「クラエ!」シャシャシャ!ゴオッ…ダンッ!(ソニックスライサーと猛ダッシュ、ジャンプで跳び上がり) ゼロ「はァっ!」タンッ、ダンッ!(2段ジャンプ) オストリーグ「何!?」 斬ッ! オストリーグ「グハァッ!」ドシャ ゼロ「そのまま跳び蹴りでもやるつもりだったんだろうが…お前の動きは直線的だ。スピードがあっても簡単に見切れる。今のお前なら尚更…」* イーグリード「行ケ」ゴロッ、ピィ!(卵から小型鳥ロボ) ズガアオ! エックス「こいつの処理は任せろ!」 セシリア「助かります!…ですが、あのスピードも風も厄介です。何か弱点等はないのですか!?」 エックス「弱点…そうだ!背中とレーザーだ!君はありったけのレーザーを撃ち込んでくれ!」 セシリア「了解ですわ!」ズビービー! イーグリード「ムゥ…」スッ…(右に回避) セシリア「かかりましたわね…そこですわ!ブルー・ティアーズ!」ビー!ズビビー!(待機させていた4つのビットで攻撃) イーグリード「ガッ!グッ!?」 エックス「今だ!」ゴオッ!ギュイイィィ…! エックスはバスターチャージしつつ、イーグリードの背後に飛ぶ! エックス「後ろを取ったぞ!…ハアァッ!!」ズバオォォン! ズガアァァン!! イーグリード「ウガアアァァ!!」…ドシャ エックス「なんとか…勝ったか」 ピピッ 鈴(通信)『聞こえる?こっちは片付いたわ』 一夏(通信)『何となくの操縦だけど、今は鈴が舵を動かしてる。ゆっくり海に着水させるよ』 ゼロ「そうか、よかった…」 オストリーグ「う、うぅ…」 セシリア「! まだ動きますの!?」 オストリーグ「こ、ここは…」 イーグリード「エックス、ゼロ…それにお前はIS操縦者の…?そうか、俺達は…」 エックス「イーグリード!オストリーグも!」 ゼロ「正気に戻ったのか!」 オストリーグ「そうだ、あの時…何てこった、またシグマに利用されちまうなんて…」 エックス「やはりシグマが絡んでいるのか!?」 イーグリード「ああ、そうだ…蘇らされた俺達はシグマの手駒として働くよう言われたが、拒否した」 オストリーグ「けど、今度はシグマウイルスで俺達を無理やり…」 セシリア「それで操られていたのですね」 エックス「シグマめ…レプリロイドにも心があるのに!許さない!」 ゼロ「何てこった…それで連中の規模と本拠地についてだが―」 ビーッ!ビーッ!ビーッ! セシリア「な、何ですの!?」 イーグリード&オストリーグ「う!?ぐおうぅ!」 エックス「2人ともどうしたんだ!?」 イーグリード「じ、自爆装置が…作動したようだ」 オストリーグ「こっちもだ…精々あと2分てとこか」 ゼロ「何だと!?」 箒(通信)『おい!こっちも船の自爆装置がカウントを始めたぞ!』 セシリア「何ですって!?」 エックス「このまま降下しながらだと破片が下に!」 イーグリード「行け…俺達が海に運ぶ。お前達はすぐに退避しろ」 エックス「そんな!せっかく正気に戻ったのに!」 オストリーグ「いいから早く行け!」 セシリア「行きましょう…彼らの厚意を無駄にしてはなりません」 エックス「くっ…」 ゼロ「イーグリード、オストリーグ…すまん!」* ゴゴゴゴ…ドゴアアアアア!! 一夏「あいつら、自分を犠牲に…」 箒「立派な…誇りを持っていた…」 セシリア「ええ…ええ!」 エックス「何でだよ…何でまた!あいつらが!死ななきゃならないんだよおーーっ!!」 そう叫ぶエックスの目からは涙が溢れていた 鈴「エックス…」 一夏(あのエックスが…ロックマンXが、泣いている…) 終
2016-04-21 07:09:14 +0000