きみと【illust/56197700】
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僕とで【illust/56200835】
気付けばどこかに落としてしまった僕を、きみとなら取り戻せるのだろうか。
きみに渡せるものなんて僕にはないのに。
僕は此処に居てもいいのだろうか。
桜が散り染める中、こんな僕にも春の陽気が注がれた。
「んじゃあさ、ウチにおいでよ!」
きらきら。きらきら。
昨夜のネオンからは感じられなかった光。出会いの知らせ。
きみの表情が眩しくて見えない。
でもきっと“僕”を見てくれているのだろう。
もうたくさんだと思っていた好奇の目が見当たらない。
空いた背中がぽかぽかしている。
ひとりじゃない――きみがいるから?
「こんな僕なんかを、みてくれるの?」
底抜けに明るいきみの笑顔に僕は何かをみた。
桜が散り染める中、僕はきみの瞳にどんな姿で映っているのだろう。
太陽が後押ししてくれている気がして
僕は一歩踏み出した。
素敵なこの出会い、大切にしたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
不備、問題ありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
企画元❀きみと暮らせば【illust/55554290】
2016-04-19 20:15:44 +0000