ゆききみと暮らせば【illust/55554290】参加させていただきます。
◇◇◇鷹野嗣実(ﾀｶﾉ ﾂｸﾞﾐ)/21歳/男/174cm
ボロいアパートが火事に遭う。ややアンハッピー大学生。
◇◇◇お家にお邪魔いたします。(4/17)
夏目リオさん【illust/56198542】
「犬か猫か拾った感じでちょっとお邪魔します…って、全然気にしてないわな～」
「一緒にいるといい事がある、ね…いやいや、なんつーか、考えさせられるものがあるというか、もしかして俺って不運かもなーって思っただけ！お言葉に甘えてしばらく居させてもらおうかな！」
「その強運の秘訣を教えてもらいたいし、師匠って呼ぼう」
次の家を決まるまでの短い間（…まー結構のんびりしたけど）俺に師匠ができました。
勝手にそう呼んでるけど、満更でもなさそう。
うちの師匠は、高校生としては完璧で、家の事は全くの無能。なんだその焦げた塊は。
…って言ったら、そんなことないって言われるけどさ。流石だ。
「思い返せば、師匠が俺の『初めて出会った人』なんだよね。あ、ほら記憶喪失って言ったじゃん。」
「教えることも多かったけど、教わることも多かったし俺にも運が回ってきたかな」
「ま、ぜーんぶ師匠のおかげだろうけど」
こうやって笑えるのは、本当に師匠のおかげ。
「それじゃ、また」
「とりあえず明後日に卵の賞味期限切れるから、オムライスが食べたいな～師匠の腕試し！」
友達じゃないし、家族ってのも違う気がしてる。あの時、目があったのがキミだったのは運が良かった。
どうだ。俺も負けてないだろ、師匠。
2016-04-15 14:59:51 +0000