インフィニット・ストラトスがスパロボ参戦したら ロックマンX編

たけじん

IS学園に来て少し経った…俺との試合の後セシリアが何やら態度を変え物腰が幾らか軟らかくなったし、鈴との再会もあった…けど前から俺には気になる連中がいる。エックス、ゼロ、アクセルの3人だ。 ゼロは身長は俺よりちょっと大きい、エックスは箒と同じ、アクセルは鈴と大体同じか?そんなあいつらがどうも気になる。いつもISと似てる様で少し違うアーマーを付けてるのとか、千冬姉からも一目置かれているのとか、ある組織から派遣されてきたとか…しかもやたら実戦慣れしてる。 普段は学園の警備や武器の扱いやバトル訓練の指導とかをやってる。 ゼロは剣での接近戦がメインだ―その戦い方を見て俺は惚れ込んだ…戦闘スタイルも似てるし、正直箒より分かりやすく教えてくれるしいい勉強になる。クールで尚且つ面倒見がいい兄貴分な所がある…千冬姉に似てるとも感じた。恋愛について訊かれた時は時々暗い顔をするけど…昔何があった? アクセルは元気のいい少年な感じなせいか、皆から可愛がられてるし鈴とも仲がいい。あいつは見事な銃捌きだけじゃなく、コピー変身能力も使える…正直言ってあれを最初に見て驚いた。だってあんなの漫画やゲームとかでしか見た事ないぜ?でもある自警団のリーダーに拾われる前の事は憶えてないらしい…まだ子供なのにどんな所にいたよ? そしてエックス…こいつは少し変わってる。他の2人と同じく悪い奴は許せない所謂正義感の強いタイプだけど、その悪を撃つ事もIS訓練で相手を撃つのも躊躇する。的は普通に撃てるのにな。攻撃を食らいそうになったらダッシュで回避はうまい、けど反撃はエネルギー弾の連射くらい。俺は疑問に思い、打鉄を纏った箒は「なめてるのか!?」と突っかかった…エックスは宥め様としたが「問答無用!腑抜けは鍛え直す!」って斬りかかる―が、ブレードは弧を描いて空を飛び地面に刺さった。見るとエックスの手にはゼットセイバーが握られていた…あれで弾き飛ばしたのか! 「今の…イレギュラー認定されて拘束されても文句は言えないよ?」 そう言ったエックスの目は睨むなんてもんじゃない…確実に敵を倒す決意を持った眼差しだ。箒もそれには怯えた顔で「す、すまない…」と謝った。「わかればいいんだよ」とエックスはセイバーをしまう。何だこの落差…俺も皆も呆然としたがセシリアはエックスに妙な視線を…ん? エックスの事をゼロに訊いたら「あいつはよく悩むし優しすぎるんだ」って言う。確かにエックスはよく悩む…ゼロやアクセルみたいな悪は徹底して許さないのとは違って、その悪にさえも攻撃するのを躊躇う程優しすぎる…普段のエックスも優しいけどこんな奴は珍しい、俺も攻撃力ありすぎる機体だから分かるけど。しかも争い事は嫌いで悪に対してもまず説得…それでダメなら戦う。3人はどこかで何度も起こった戦争を終わらせた英雄とか言われてるがエックスはそれでよく戦い抜けたな。 そしたらゼロは言った―「そうやって悩んで苦しんで涙を流して…優しさを失わなかったあいつだからこそ、俺よりも強いだろう英雄になったんだ。俺達はよく正義のヒーローとか言われるがなりたくてなった訳じゃない。人々に危害を加えるイレギュラーが許せないのと平和の為…お前流に言えば皆を守る為が俺達の原動力だ。特にエックスはな」って…すげえよゼロは、親友で理解者ってだけはある。そしたらセシリアがエックスを呼び出した…そして今アリーナで2人の対戦が始まった。千冬姉は「他の連中にもあいつの実力を示すいい機会だ」と言ってエックスに戦うよう言うし観客も大勢来てる、噂はえーよ。 セシリアが言うにはエックスのあの時の猛者のオーラ?が普段と違い過ぎて気になり、本当の強さを確かめたくて始めた様だ…わからなくもない。 セシリアの射撃をエックスはダッシュも交えて上手く躱す。反撃しようとするが躊躇う。 すると千冬姉が「クラッキングを気にしてるなら通常弾かセミチャージでいい」と通信を入れる。クラッキング?ゼロ曰く相手のガードやバリアを崩す攻撃らしい…俺の零落白夜みたいな物か?エックスはそれもあってセシリアを傷つけまいとしてるらしい…しかもエックスは絶対防御を信用してない。 ビットが攻撃を仕掛け、時々くらいながらもエックスはダッシュで避けてセシリアを連射で撃ち、ビットもチャージで撃ち落とす…鮮やかだ。飛べないけどIS相手にいい立ち回りだ 「やりますわね…ならば!」バシュシュ! 「ミサイル!?くっ!」 ミサイルをエックスはフルチャージショットで迎撃。同じ射線にいたせいでそれを貫いてセシリアに―ブルー・ティアーズにも命中し、シールドバリアーが破られる。でも貫通しない。これがクラッキング…セシリアも驚く。エックスも故意に当てた訳じゃない様だ。 箒「どうしたんだ?バリアを破った途端バスターを向けても撃たない」 千冬「またか」* エックス(どうする?武器も余りないだろうし、エネルギーも…降参を勧めるか?いや、彼女のプライドが許さないだろう) セシリア「どうしました?勝負はまだ終ってませんわよ!」 エックス「ああもう!狙撃だ!アーマー部への部位攻撃!絶対防御、作動してくれよ!」ドドウ! *上空千m― ?「相変わらず甘ちゃんぶりは健在か…どれ」ギュイィ… *麻耶「上空より高熱反応接近!」 千冬「何!?」* エックス「セシリア危ない!」シュバッ! セシリア「え…きゃあっ!?」 ジュオ… 巨大なビームが上空から放たれ、セシリアを狙った…エックスはダッシュジャンプし、彼女を右腕で抱えて救出した。が―直後に何かが落ちてきた エックス「大丈夫か?」 セシリア「私は無事ですが…エックスさんの腕が!!」 エックスの左前腕部の肘から少し先からが、ビームを食らって焼失していた! エックス「バスターアームをやられただけだ、後で直せばいい」 涙目セシリア「ですが!」 エックス「君が助かっただけでもいいじゃないか。問題は…」 砂煙の中の乱入者「クックック…今のは挨拶代わりだ。それにしても相変わらずだなエックス」 エックス「お前は…VAVA!なぜここに!?」 VAVA「なぜ?新型ライドアーマー・デビルタイタンの実戦テストも兼ねて…お前達をぶっ潰す為だ!ついでにブリュンヒルデもな」 エックス「その為に皆も巻き込むのか」 VAVA「知った事か」 エックス「させない…そんな事、絶対に!」 VAVA「言うじゃねえか…ならいつもみたいに戦ってみな!」ガシャ、ズビビー!(デビルタイタンの左腕拡散ビーム)* 一夏「何だあいつ、エックス達の敵なのか?それに千冬姉も狙いか!」 千冬「くっ!観客の非難を急がせろ」 麻耶「はい!…ん?ゼロさん達は?」 鈴「いつの間に!?」* VAVA「どうした?その小娘をいつまで抱えてる」ドガア!(壁にドリルパンチ) エックス「くっ!」 セシリア「私に構わず戦って下さい!」 エックス「でも!」 VAVA「どこを見てる」ガシャ 2人「ッ!」 ビームチャージ…その時 斬! V&X「ゼロ!」 ゼロ「早くピットに連れてけ。一夏も来るだろう」 アクセル「時間は稼ぐよ」 エックス「わかった!」* エックス「俺は戻る…君はここにいて」 セシリア「あの…必ず生きて帰って下さい!」 エックス「ああ!勿論だ!」 続く

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2016-04-15 07:02:24 +0000