【人形日】ルアル【第二場面】

ろう*企画参加中
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企画元:人形館の安息日【illust/54961214】/ 第二場面:【illust/55915595

「自由なんていらない、一人はいやだよ…」
「明るい光だった。一緒にいると安心できた。大切なのに思い出せないの…どうして…」
「一人じゃだめなの…誰かと一緒じゃなきゃ…私…」


★プロフィール
名前:ルアル・シルエーラ
性別:女 身長:152cm ココロのカケラ:2
【第一場面:illust/55628252


◆予感:0自由
◆たいせつなもの:5灯り 


おもいだしたもの:-- 
ギフト:-- 
確信:--


気弱な性格の少女。見た目が3歳分程成長した。
これまでの遠慮がちで控えめな態度は変わらないものの
オデットさんとの共鳴により少しだけ積極性が増し、
他者に自分の意見や要望を伝えることができるようになった。

オデットさんから離れた直後から右目からのみ延々と涙が流れるようになった。
理由ははっきりしていないが、考えても止まりそうにないのと、
他に気がかりなことがあるためあまり気にしていない。
時間がたつたびに左目の色素が少しずつ薄くなっている気がする。



多くは思い出せないが、大切な双子の妹がいる。
❤事前関係 双子の妹 ソアレ・シルエーラ【illust/55628250】【illust/56178760

★第一場面の共鳴相手
オデットさん【illust/55801646】【illust/56117020】(4悲観)

「オデットちゃんどこにいっちゃったの…?」
「オデットちゃん大丈夫かな?一人で泣いてないかな?
 …寂しいよ、会いたい…」

★第二場面での様子
無数の手に腕を掴まれたことにより、館に対する不信感・恐怖心が増し、
またオデットさんの姿が見えないことへの不安と心配でソワソワと落ち着かない様子。
作業を進めながらもあたりを見渡してみたり、探すようなそぶりをみせる。
時折思いつめるような顔をしながら胸元の灯りを握りしめたりもしている。

ココロのカケラを見つけるためにカナリアメモリーの言われた通りに行動する。
不器用なためか作業のほとんどがうまくいかず、唯一できそうだと絵の修繕を試みるも、
絵を描くことも得意でないことに気付き自信喪失気味。
誰かに頼る気はないらしく、一人でなんとかしようと奮闘している。
(不信感により出されたお茶やお菓子には警戒して手を出していないようだ)

★第二場面でのココロの共鳴
ロサさん【illust/56202496】※恋愛関係前提となります

「…! え?あ、あの…私、この作業が嫌だから泣いてるわけじゃない、から…
 オデットちゃんがいなくて寂しいけど…でも悲しいわけではないし、その大丈夫…、だよ?
 えと…心配…してくれてありがとう…。やさしいね」
「教えろって言われても…私、どれも上手じゃないから…。
 …それでもいいの?……本当に?
 …うん、それでもいいなら、わかる範囲で教えるね。一緒にやろう?」

突然声をかけてきた青年。
彼はロサと名乗り、呼ぶときは敬称をつけるなとそう言った。

(初対面の相手を呼び捨てになんてできないよ…)

結局、名前を呼べないまま、作業の手順を説明する。
わかる範囲でいいとは言われたが、自分がうまくできないものの説明は自信が持てない。自分の説明ではわかりづらいのではないだろうか。他の者に聞いたほうがよかったと私に聞いたことを後悔していないだろうか。
そんなことをぐるぐると考え、泣きたくなってしまった。
そうでなくても涙は右目からとめどなく流れているのだけれど。

(すぐに違うところに行っちゃうんだろうな…)

また一人になってしまう。そんなことを考えてつい暗い気持ちになった。
彼を覗き見ると真剣な表情で、でもどこか楽しげに作業を黙々と進めている。
慣れない手つきながらも自分よりはるかに手際がいいように見えた。
(…私も頑張ろう)




どのくらいの時間が経っただろうか。
自分の作業に終わりが見えた頃、彼の方は作業が終わったのか顔を上げたところで目が合った。
私の説明がよくわからなかったこと、弱気な態度をどうにかするように。そう言われたが、そのあとの言葉に耳を疑った。

彼は私に「ありがとう」と言ったのだ。私がいて助かったと。

「……本当?」

思わず聞き返すと彼はばつの悪そうな顔をして顔を背けてしまったが、そんなことはお構いなしに声をかける。

「…えへへ、よかった。嬉しいな、ありがとう、ロ…」

名前を呼ぼうとして呼び捨てにできない自分に気付く。

「くん」とか「さん」がだめなら…「ちゃん」はダメかな?ロサちゃん)
なんだかウサちゃんみたい。そう思い一人でこっそり笑っていると、彼は不思議そうな顔を私に向けた。




――もうすぐ舞台が終わる。
舞台が終われば、また一人になってしまうのかもしれない。
そう思うと言いようのない寂しさが胸に広がるのを感じた。

「あの…ロサ、ちゃん…これ…」

襟元についたリボンを解いて彼に手渡した。
何かと問われ、「おまじないなの」と短く答える。
「離れ離れになっても…私のこと、忘れないで」

私の存在を認めてくれた人だから
私のことを覚えていてほしい。
そう強く思った。

*   *   *

不備等お気づきの点がございましたらご一報いただけると幸いです。

お借りした素材【id=30728987】

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2016-04-10 13:50:47 +0000