【幼き恋】月城 桐夜

mikoko
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※BL企画です!!
幼き恋と後に知る【illust/54129479

素敵な素敵な…!!お相手さんです→御子柴 駿 君 成長後→【illust/55644159】  


「…今日も"良い奴"してるんですね、いつでも嫌気をさして昔のようにしてしてくれて構わないんですよ?
他人の世話をするなんて馬鹿らしい真似はやめて自分の事に専念してみては?
だいたいなんなんですか"それ"は、…いえ。
善人活動についての内容が知りたい訳じゃないんですけど。…、まさか俺が手伝うのわかっててやってないよな駿


いつの日だったか御子柴君に俺といる時は笑えていると言われて以来
「お前が居なくても笑える」と言い放ち反発した結果、
現在は一見にっこりと笑っているが明らかに作り笑いの為どことなく嘲笑にみられるが
本人的には一応お優しく振舞っているようだ…まったくそうは見えない。

なんだかんだと自宅がご近所さんだった為に『良い子』、としてご近所の大人の合間で
噂されていた御子柴君と、どちらかと言えば当時反抗期真っ盛りでふてぶてしく愛想の悪かった
自分が比較される事が多々あったのと。
自分の親に仲良くしてあげてね?などと口走られて一人で居たかったにもかかわらず
仲間に入れてやるとの言葉を嫌だし面倒くさいと拒否したのが反感を買ったのか

いざ大人の目のない状況では一変してやたらと強引かつマイペースに巻き込まれて
ひやひやするような大人を騙す嘘には見てみぬフリが出来なかった上に
『良い子』で見られるように手伝ってやり
互いに気が強い者同士だったのでぎゃあぎゃあと言い合いの末に、
なんかもうそこまで譲らないなら喋るのが面倒という理由で桐夜が折れる事が
いつものお決まりのパターン化していた。

小学校の高学年を過ぎてそろそろ中学入学も近づいてきた頃には
手抜きしていたテストの点や生活態度も『良い子』してる奴に負けるのはむかつくので
ぐんぐんと成績を伸ばして夢中で学業や塾をこなしていった…が、ふと
その頃になって勝手に対抗意識を燃やしていた相手の良い噂をぱたりと聞かなくなった

中学も互いに別の場所を選んでいた、自分は気がついたら教師に進められた偏差値の高い中高一貫校を
制服もかっこいいし~…と、どうでもいい理由で決めてきた親に反抗する気もなかったので
言うとおりに入学した

相変わらず言わずとも引っ張りまわしにきていた相手が急にぱたりと静かになったので
ようやく安息を手に入れた!!と思ったのも束の間で、こうも話を聞かないと気になってしまい
自ら今何をしているのか様子を確認しに向かってみれば、いったいいままでの『良い子のフリ』は
何の為だったのか??
と、思わせる変わりぶりの理由は正直知りたくもない…が。
今まで言い合いで譲らずに我を通してきたのに他人に言われたのか自らの意思なのか
気安くやめてしまうなら最初からするな!!、今までの
積み重ねたものを簡単に粗雑に崩すなら俺だって!面倒くさいからって理由で手抜きして楽できた!
そもそも…と、半分くらい
八つ当たりの入った怒りのままに執着に中学3年間ずっと他中に通い詰め
くどいと言われようが付きまとい『いったい何がしたいんだおまえは』と
引きずって帰って問いただし続けた。

いちいち他校に行くのが面倒くさいので高校進学先を聞き出して中高一貫校から転校して十天高校へ
の入学を決めた、高校に入学した途端にやたらとイイヤツ?善人?になったコトに最初は凄くびっくり
したが本人がそうあろうと決めたらな文句はない様子、しかし以前より顔を合わせる機会がぐっと
増えたのでイイヤツしてる場面にうっかり出会うとなんとなくイライラする利害のなんとやらを
考えて欲しいと思うが手助けしていたりする。

過去の事を恥らう素振りを見せるので尚更最初からやめておけばよかったものを…恥らうより
反省するべき部分なのではないかと考えつつも、今までやりたい放題してくれた相手の弱みを
握れているとゆう部分が何処と無く良い気分にしてくれるので煽ってつけ込んでいる。

あっという間の高校3年間も残り1年となった今…以前のような言い合い少なくなり
自分も程々に勉学に勤しみ生活態度は面倒くさがりな部分がやはり強い
服装は制服をきっちり着こなすのが窮屈なので若干だらしなく整理整頓が苦手、
各々同学年の子達は将来についての進路などを決め始めているのは知っているが
自分の進路が決まっていない。
だが既に昔から通っている塾では大学受験の対策が始まっている!

そういえば 何も決まっていなかった。

昔は先頭を切ってくる奴に合わせてきたし 自分の目の前を歩くのはむかついたから

夢中で追い越そうとしてみた 自分の前を歩いていこうとした癖につまずいた

つまずいて勝手にしてくれて構わなかったが 後を歩いてきた身をしては

無視して先へと素通りできなかった 立ち止まらないよう無理矢理にでも引きずり起こし歩かせた

でも自分が先頭を切って歩くのは向いていないと思った つかれるし めんどうだし

最近はゆっくり自分のペースを思い出したのか 自ら歩いているみたいだ

自分といえば自力で歩いていると思っていたが 肩を並べて歩こうと必死だったのかもしれない

夢中に追いかけすぎて 趣味もなく 明確な目標もなく ココまできてしまった

…そういえば昔 たしか雨の日や天候の悪い日が好きだった気がする 理由なんてなかった

最初から昔から理由なんてものはそんなに必要なかった気がする ただ、

理由なく夢中になってたのかもしれない 気になってしかたない。


◎月城桐夜 (つきしろ きりや)
高校3年生/身長184cm/誕生日10月30日
一人称:俺 二人称:君、名前呼び捨て、時と場合により他敬称多種。
ごっこしてない時は普通に昔と変わらず。狡くなった手段の選ばなさは親譲り

:駿ごっことは:
駿君が良い子でいるのを諦めたのを過剰に煽った結果
高校1年の頃にたいした事ない奴!俺でも出来る!と言いだして良い子の猫かぶりして
学園生活してやろうかと考えたが3日で面倒くさくなり敬語口調だけが残った
本人にはまったく似てないと大不評!!止める気はないようだ。
たいした事ないし今から頑張れば良いなどと優しい言葉をかけられる訳がなかったので励ましの意味もあったが どう見ても煽りでしかない。

やさしさがやっぱりたりない!

#【幼き恋】#【幼き恋】成長後キャラシ#【幼き恋】高校三年生

2016-04-09 06:37:03 +0000