♡きみと暮らせば(illust/55554290)
「おじさんの話聞いてくれる?よし、じゃあ飲みに行こう!」
名前:舘 信顕(たち のぶあき)/年齢:32/身長:180
一人称:俺、おじさん
二人称:きみ/~くん、呼び捨て
好き:お酒、煙草(ないと生きていけないレベル)、寝ること(休みは寝てたい)
嫌い:寒いところ(寝れない)
-関係を持った相手は必ずと言って浮気をしてしまうことが悩みな32歳。
別れ際に言われる台詞はもう聞き飽きている。相手をそうしてしまった自分が悪いのかと考える時間はたまーにある。
-雑誌編集の企画部長を務めており、日々残業の毎日。
休みの日は溜まった家事をして昼からお酒を煽っている。
-別居後は何処かホテルにでも泊まろうかなと考えつつも会社に寝泊まり中。
♡<4/26>素敵なお家にお招き頂きました!♡
桧倉コウタくん【illust/56277289】宅にて同居させて頂きます。
第一印象は、好青年。
担当雑誌の新コーナーとして、"若者の農業"を扱う案が出た。
農業何て全然知らないし、コーナーもどんな風に作ればいいのか分からずにいたが、部下が都心から近めにある農家への取材アポを取って来た。
特急に乗り、バスに乗って、徒歩で10分。
「……おっきい家だなー」
広大な土地に、大きな一軒家。
そんなところに、きみは住んでいた。
「あ、こんにちは!もしかして取材の人ですか?」
ぼけーっと突っ立っていると、好青年に声をかけられる。
……重いであろう米俵をひょいっと担ぎ上げたまま。
取材を終えて、明日は休みと伝えるとコウタくんの親戚が作ったというお酒を頂くことになった。
晩酌して貰い、何杯か飲みながら談笑をしていく。
会話の中でぽつり、と離婚して家が無いことを伝えると
「よかったらウチに来ますか?」
と眩しい笑顔で。……いやいや、都合良すぎじゃない?良い人すぎておじさん涙出ちゃうよ?
「それじゃあ、お言葉に甘えて?」
「あ、でも朝ごはんと晩御飯は一緒に食べることが条件です!」
「…おじさん、朝弱いんだけど」
「俺が起こします!」
眩しい、眩しすぎる笑顔だよコウタくん。
そんなこんなで、同居することに決まって。
朝はやっぱり起きられなくて、毎朝起こして貰ってコウタくんが作った美味しい朝食を食べて、さらには駅まで送ってもらって出社する日常が始まった。
「最近のノブさん、活き活きしてますよねー」
なんて、部下に言われちゃうくらいコウタくんとの同居が楽しくって。
マイペースな所もあって、時折心配になることもあるけどね。
……でも、コウタくんは回りに年上があまりいなかったせいか、全然甘えてくれない。
「その、あんまり甘えるとか慣れてないんですよ!」
いつもの感謝を込めて、癒しのハグをしようと思ったらこれですよ。
お兄ちゃん気質で甘え下手なのは知ってたけど、ここまで拒否されると流石のおじさんも傷ついちゃうんだけどなぁ?
「じゃあ、俺で甘える練習すればいいよ」
なんて。本当は練習じゃなくて、本気で俺に甘えて欲しいんだけどね。
……でもそれは、小唄くんが俺に甘えられるようになったら教えてあげる。
「好きな気持ちに年齢も性別も関係ないよ、だからさ」
2016-04-05 23:36:41 +0000