【人形日】イージュオス【第二場面】


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こちらの素敵な企画【illust/54961214】に二人目参加させていただきます。

◆プロフィール
名前:イージュオス
生別:男/身長:151cm
ココロのカケラ:2
予感:3【追求】
大切なもの:4【頭飾り】
おもいだしたもの:--
ギフト:--
確信:--

96号(コハク)との出会いにより庇護欲、執着心を無意識のうちに覚える。
また、名前を付けるという行為により支配欲が強くなる。が、これも無意識のまま。
現在の行動は傍から見れば子供がいなくなってしまったペットを探しているように見える。
時折話し方が変わるようだが…?

◆行動方針
コハクが心配で注意力散漫。
どの作業も長く手に付けることができずあたりを泣きながらウロウロしている。
飲食も休憩もせずコハクを探し続けているため若干体力落ち気味。

◆素敵なご縁を頂きました!
安寿さん【illust/56116808

コハクはどこにいるの?
僕の「たいせつなもの」…探さなきゃ

突然の別れにより彼、イージュオスは途方に暮れていました。
探せども探せども、彼の「たいせつなもの」のコハクは見つかりません。
足も体もクタクタ、お腹もすいた喉も渇いた、それでも探すのを諦めません。
カナリアメモリーが怒るので少しは仕事をしますがやはり集中が続きません。

ウロウロ、ヘロヘロ

気がつくとバックダンサーが集まるところに来ました。
するとなんということでしょう。今までマネキンしか見えなかったのに、一人の赤い、紅い、頭の後ろの目玉をギョロギョロとさせたドールが一人見えたのです。
微かな希望を抱き彼はその子の元へ行きます。何かがわかるかもと。
この先、その行動が後悔を起こすことも知らないで。
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ねぇねぇ、僕コハクを探してるんだけど知らない?
ねぇ…聞いてる?お願い答えてよ

彼は出会った彼女に話しかけます。
だけど彼女は無視の一点張り。
それでもしつこく声をかけると払われたり蹴られたり。どうしても心を開いてもらえません。仕方がないので「僕」が助け舟をしてあげましょう。

「ねぇ、あの時、コハクと付けたように彼女にも名前を付けてあげようよ。そうすれば仲良くなれるかもしれないよ?」

もちろん大嘘です。そんなことをすれば彼女が怒るのも把握済み。でも彼は気づきません。回らない頭でそうかと納得し彼女に「アカメ」という名を付けます。
なんと愚かなことか。
激怒した彼女に彼は側頭部を思い切り殴られました。
とても強い衝撃…その所為で頭飾りが片方壊れてしまいました。
コハクと見つけた頭飾り。それが壊れてコハクとの繋がりが絶たれてしまったように感じた彼の心はポッキリと折れてしまいました。

これで僕は自由に動ける。彼女に感謝しなくては。

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彼女は僕の気配が気にくわないらしい。
こちらに出てきているだけで暴力を振るってくる。危ないなぁ危ない。
でも彼を追い込むには最適だ。これは利用させてもらおう。

僕は彼女を煽る、煽って、煽って、殴られ蹴られ。
怪我、怪我、大怪我、怪我、大怪我
僕の体はボロボロだ。
でもこの痛みが入れ替わった後の彼を苦しめるのかと思うと堪らなく心地よく思えた。

「君の力はこの程度?もっと僕を追い詰めてみなよ」

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彼はずっとコハクコハクとうるさい。
ああ、うるさいうるさい。
一つのものに執着するとはなんと愚かなことか。
それは考えを、理解を狭めることと分かっているのだろうか。
理解ができない。いや、できるからこそしたくない。いっその事もう「壊して」しまった方がいいのかもしれない。

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カナリアメモリーの舞台が成功すると彼女はトドメと言わんばかりに僕を追い詰めてきた。
(あ、流石にこれは死ぬな)
それでも僕は彼女の攻撃を受け続ける。血がたくさん出て出て出て…あーあ、コハクみたいに真っ白だった外套が真っ赤っか。

彼が動く気配がした。
どうやら彼も死ぬと思ったらしく恐怖心が強いのを感じる。

こんなのにコハクが会ったら大変だ、自分が何とかしなければ、死にたくない怖い…死んだらコハクに会えなくなる、抵抗しなければ…しなければ…!

ここで彼を出せば完全に彼は壊れる。
「守ってみなよ。君のたいせつなもの。守れるものならねぇ」
そう言って僕は彼を外の世界へ突き飛ばした。

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彼はいつから持っていたのか、破壊された頭飾りの破片で彼女の不意を突きトドメを刺されるのは回避した。
そのまま破片を武器に彼女と戦うのかと思いきやそうではないらしく、破片をしまうとその辺りにあった工具を手に彼女へ構えた。

「ごめんなさい、は?」
と彼女が謝罪を要求してくる。
だが彼は追い詰められていたこともあって自分に非があるなんて思ってない。
まぁ、そうだよねぇ。
ただ、もう力の残ってない彼は抵抗する術もなく、もう片方の頭飾りも粉々に破壊されてしまった。
また攻撃してくるのかと思ったけど、どうやら頭飾りの破壊が謝らなかったことへの罰だったようで彼女は満足そうに去っていった。
残された彼は…あーあ、もうダメだ。
体の痛みと頭飾りを完全に破壊されたショックで魂ここにあらずだ。


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…

同じことしか言わない。これは完全に「壊れた」人形だ。

「壊れた」人形は外には入らないよね?
じゃあこの体は僕のものだ。

体はまだ痛むけど気分はいい。
意気揚々と僕は前へ進んだ。


◆おもいだしたもの
7「光輪」を手に入れました

僕は名前を思い出した
僕の名前は「オイジュス」
苦悩を司る神の名を持ち信仰を集めていた
姉がいた
名は「エリス」
ねぇ、エリスどこにいるの?


申請について
性別やココロのカケラなどの内容は問いません。
友好、犬猿など面白い関係が組めたらなと思います。


第一場面…96号さん【illust/55650643】→【illust/56142294
「コハク…今度は離れないから、何があっても側にいるから…お願い…どこにいるの…?」

姉のレイス【illust/56131749

何か問題がありましたら、お手数ですがご連絡お願いいたします

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2016-04-01 12:25:32 +0000