朝の気配を感じる清々しい気分だ。
自分は慣れ親しんだ故郷を離れ列車で関東に向かっていた。
現在はかつて駿河の国と言われた地域を走っている。
ふと車掌から車内放送がなされた「おはようございます、車内左側の窓をご覧ください」
窓から外を見るとそこには雄大な富士山がそびえていた!
まるで富士山がこれからの未来を祝福してくれているみたいだ。
東京てどんな街なのだろうか!?横浜はどうだろうか!!?
期待と不安を合わせ持ちながら列車は関東に向かうので有った。
春は出会いの季節。新たな生活に期待と不安を持ちながら人々は動いて行く。
この話は知人が単身上京した時の話をアレンジして書いてみました。
特急富士は編成が最も豪華であった1990年代中版の編成をモデルにしています。
2016-03-31 14:57:40 +0000