【PFT】ハコネ【八百乃万】

与太郎

「ハコネはハコネだよ、温泉に入っていかない? 効能いっぱいだよ」
「お賽銭を入れてくれればあとは好きに入っていいよ、
 お酒やごはんもあるよ、好きに食べてね」
「争い事は厳禁だよ。暴れる悪い子は放り出すからね。全裸で」

新天地各地に存在する「支えもないのに直立している障子」を開けて中に入ると、
そこには所謂銭湯のような空間が広がっている。
その番台には床に届くほどの長い髪をたらした少女が座っており、
「温泉に入っていかない?」と誘うという。

                   ――――調査隊の報告書

名前:ハコネ(湯殿箱根之命(ユドノハコネノミコト))
種族:八百万の神(温泉の神)
年齢:不明(新天地が閉ざされる前から存在している)
身長:124cm
武器:攻撃能力は皆無
一人称:ハコネ
二人称:あなた、呼び捨て

新天地に住む八百万の神の1柱で、温泉や浴場の神。
普段は外の世界にあまりに出てくることはないが、
新世界各地に自分の神域へつながる障子を配し、参拝客(=使用客)を待っている。
攻撃能力はなく人を傷つけることはできないが、
自分の神域の中であれば利用客の望む物を生み出し、与えることができる。
ただし「温泉・風呂にまつわる物」しか生み出すことはできず、
食べ物、飲み物、各種土産物(妙な置物や箱詰めの菓子等)しか出せない。
また、自分の領域での争いごとを嫌い、
銭湯内で戦闘を行おうとしたものは即座に全裸で通常空間に放り出される。
ただし例外もあり、覗き行為に対する制裁であるならば、
周囲に迷惑をかけない程度にむしろ奨励している。
(本人曰く「馬鹿はたたいて直すものだからね!」)
ただし除き行為そのものは禁止事項にはあたらないらしい。
(本人曰く「覗きは温泉の浪漫だからね! 否定はしないよ!」)

基本的には新津三国には属さないが、
かつて(後の)オハラに属するものに奉られて居た事があったらしく、
オハラの者には特に好意的。
かといって他の国のものを嫌ってはおらず、
結局の所温泉を楽しんでさえもらえればそれで満足なようだ。

●神域「はこねおんせん」
新天地各地に存在する「支えもないのに直立している障子」から入ることができる異空間。
内部はものすごく広いことを除けば一般的な銭湯や温泉と変わらず、
番台の前にある賽銭箱にお賽銭を入れれば更衣室や売店(この売り子もハコネと同じ姿・言動である)
を利用できるようになる。
温泉は果てが見えないほど広い露天風呂で、板張りの壁で男湯と女湯が区切られている。
空は通常空間の天候に左右されずいつでも快晴だが、時間の経過は通常空間と変わらない。
効能は本人も把握していないほど多く、通常の効能のほか、
病の快癒(重さにも寄るが風邪程度なら即座に快復する)、
外傷(臓器や骨の損傷含む)の負担のない急速治癒などがある。
最初に賽銭を払ってしまえば食事なども無料で行えるが、
外部に持ち出そうとすると「土産物」扱いとなり、追加の賽銭を要求される。
納める金額は「気持ち」が篭っていれば小銭でも良いが、
逆に気持ちがまったく篭っていないとその時点で外へ弾き出される。
これはハコネの力の源が「お賽銭にこめられた感謝の気持ち(信仰心)」であるため。
彼女にとっては温泉を楽しんでもらうことが自分への信仰と同義であるため、
集客には結構貪欲な面もある。

新天地が閉ざされてからは新津三国にある分社から送られる細々とした信仰心で永らえていたが、
最近新天地に山ほど人が着たので、これはたくさんの人に入ってもらうチャンスと考え、
神通力で生み出した握り飯や酒、土産物等を背負った分身を各地に放ち、
布教活動(という名の行商)に勤しんでいる。お代は神域同様気持ちの篭ったお賽銭で良い。

そんなわけで【八百乃万】illust/55644029に一柱。
戦いの骨休めに温泉など如何でしょうか。
戦場タグとしては秋林を置いていますが、入り口自体は新天地各地に存在するので、任意のタイミングでお入りください。

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2016-03-29 05:18:39 +0000