天と地の世界樹【illust/54032140】に2期からお邪魔いたします。
◆フランカ/女/??歳/145㎝
天の民【天:10 地:0】
一人称:わたし 二人称:お前、呼び捨て
幼い外見をしているが、実はけっこう長生きしている。言動も外見に似合わずやや達観している。
のんびりだらだら生きていたいものぐさ。だらだら最高。
スキル
空中遊泳:風船のような形をしたチーという生物の力を借りて浮遊・飛行が可能。
だらだら:言葉の通り。だらだら。
種族について
【チーチル】
「チー」という風船のような形をした生物と共生する一族。一族自体には飛行能力は無いが、チーの力を借りることで飛行可能。
一族の特徴である角は自慢の種でもあるが、ツンツン当たって痛いというのはチーからの苦情。
チーは一族の夫婦のもとに子どもを運んでくる存在でもあり、基本的には一人につき一匹が子どもと成長・生死を共にする。
チーの主食は空気。取り込んだ空気量によって大きさが変わり、飛行の際はかなり大きくなるし、必要ない時は小さくもなれる。
伸縮可能。触るとぷにぷにぷよぷよしている。
◆(3/29)素敵なご縁を頂くことができました。
アルスィーノ・ラ・ジェティヤさん【illust/55576015】
賑やかな音に誘われるように訪れたその場所で、キラキラと輝いて見えたのは煌めく陽の光か それとも、
(いやはや、ただのきまぐれだったが予想外に良いものを見ることができた。たまの遠出も良いものだな)
「ああ、そこのお前。お前、ものすごい力を持っているんだな。先ほどのショー、あれはすごかった。
旅の一座か何かか?またここに来れば見れるだろうか?…は?お前がここの当主?冗談はよせ。…本当に?」
「お前のことを知るたびに、こんな子どもが当主とはとびっくりするな。…何だ。言っておくが私はお前より
ずっとずっと大人なんだからな。年上は敬うものだ。分かったかこのお子ちゃまが」
「お前はいつも忙しそうだなぁ。なんとまぁ、物好きな。私には到底真似できないよ。だらだらが一番」
いつ見ても消えないどころか、新しく増えていく、その傷の数が気にかかって仕方がない。
なぁ、なんのためにお前はそんなに頑張る?そんなに傷ついてもなぜそんな風に笑っていられる?
分からない。分からない。
…だから、知りたいと思う。
「…わたしの前でまでそうやって笑っていなくたっていい。そうやって肩肘張ったままでいなくていい。辛かったら辛い、
苦しければ苦しい、悲しければ悲しいと、そうちゃんと言え。一人で抱え込むんじゃない。お前はまだまだ
お子ちゃまなんだから、甘えたっていいんだぞ。このフランカ様が責任もって甘やかしてやるから」
「ん。ほら、おいで。わたしくらいは、お前を甘やかしてやらないとな」
「お前は本当にお子ちゃまだなぁ。いやいや馬鹿にしてなどいないぞ。良い意味で言っているんだ。
お前はそのまんまが良い。それで良い。お子ちゃまで馬鹿みたいに明るいお前が、わたしは好きだよ」
「なぁアルスィーノ。わたし、ずっとここにいても良いか?…お前のそばにいたいと言っているんだ。一生、な。
ほら、わたしの気が変わらないうちにはいって言え。こんな気まぐれ一生に一度だぞ」
世界のこともあの樹のことも、なるようになるし自分にはどこか関係のないことだとも思っていた。
お前と出会った今となってはもうそんなことも言えなくなってしまったけれど、それもまた良いかと思えるんだ。
わたしの、わたし達の宝のためにも、一肌脱いでやろうじゃないか。
未来のため、なんてわたしには似合わないか?それもまぁいい。可笑しな話だ、なんて言いながら笑い合っていこうじゃないか。
お前と一緒なら、そんな道もきっと悪くはないさ。だから、さぁ、手を繋いでいこう。
たとえ世界のための一部になったとしても、ずっと手を離さず隣に居ると誓おう。
お前がいた世界だから、お前と過ごした世界だから、守りたいと思うんだ。繋げたいと思うんだ。
「世界のため」なんて言ったって、お前はわたしので、わたしはお前ので、一番はお前。これまでも、これからも
太陽を独り占めできるわたしは、贅沢ものだろう?
2016-03-18 04:18:53 +0000