主を失い、戦乱の中流れ着いたタイガで狗神衆に拾われた白い犬。
かつてキゼンの隠密に使役されていたため気配が薄く、気付くと背後や傍らにいて人を驚かせる。
常にお面と蓑を身につけている。いかなる時も外そうとしない。
施しを受けたことに対する恩義は感じているようで、それからはタイガで小さな物資や仲間への伝書の運搬など雑務のお手伝いをしている。
長い間人間ばかりの中にいたためか、鳴き声が「御意」や「参上」など全て短めの人間の単語になってしまった。
その言葉の意味は理解しておらず、空気の読めない場面で謎の発言をすることもしばしば……
放浪しているうちに雨龍と晴れ狐に気に入られたようで、人の目には見えない彼らが寄り添うためか、この犬の歩く先はいつも雨か晴の二択である。
なぜか埴輪を集めるのが好き。隠れ家にたくさん置いてある。
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動けるかどうか分からないのですが、とりあえず人外を一枚。
ただの犬ですが宜しくお願いします。
特に過去の経緯やら確執やらはキャプション以上の事は詳しく設定しておりません。
大きさは柴犬くらいです。
pixivファンタジアT【新津新天地編】: illust/55643642
2016-03-06 13:37:15 +0000