仁本物語弐【illust/52333018】
「そうそう、ここで良い魚がとれるって聞いて遠路遙々来たわけだ!
…まあ、鱶に襲われるとは思わなかったけどな、は、はは……」
「うちの実家は湯屋でさ、とにかく色々すげえの! いつか絶対寄ってくれよな!」
柳塘 つつみ(りゅうとう -)
男│22歳│177cm
半妖(紙舞、雪男、金烏玉兎、化け猫、ケサランパサラン、付喪神、人間)
一人称:俺
二人称:アンタ
母:柳塘さえき│illust/54486915 父:人間
「俺なんかより母さんはもっと自分のこと気にしなよ、な!」
「だからさ、俺の耳のことも、親父のことなんてもう忘れちまいなよ」
□
湯屋で働く母を持つ青年。
明るく気さくだが少し慎重さに欠ける性格。
左耳が千切れており、少し聞き辛いため反応が遅れることも。
人に見せたくないので襟巻きを使い覆っている。
「生家である湯屋柳鷺の料理に良い食材を」という意志から様々な地を東奔西走する。
家族の影響により料理や薬に関する知識はそれなりだが、技術はからっきしだったためこのような道を選んだ。
旅の最中は安否を知らせるため家まで手紙を飛ばし、たまに帰ってきては得た食材を見せたり土産話をしたりするのが常。
継いできた血のおかげで紙や雪を舞わせることが出来、式として子兎を一羽従えている。
一方で幸福を呼ぶ力は極めて弱いが本人は「努力すればどうにでもなる」と言って前向きに考えている様子。
「俺も母さんやばあちゃんみたいにさ、自分なりに多くの人を幸せに出来ればなあ、なんて思うんだよ」
◆今期、婚姻関係は基本募集しておりません。
私事によりタグとタイトルを変更しておりましたが直させて頂きました。
身勝手な対応申し訳ありません。
ご縁を結んで下さった凛太郎様、E.Lisianthus様、四片ケロ様、ありがとうございました。
キャプション随時編集中
「なーんてね。嘘だよ、嘘」
「俺は赤の他人を幸せにしたいと思えるほどお人好しじゃないんでね」
自分のやっていることが少しでも店の繁栄に役立てればそれで良い。
だけどそれは全部家族の為だ。客の幸せなんて知ったこっちゃねえな。
俺は家族が幸せになれるんなら何だってしてやるさ。
だからあの糞親父を帰れなくしたのに、母さんは前ほど幸せそうに見えねえんだよなあ。
幸せってのは、案外難しいモンだなあ。
2016-02-09 16:39:07 +0000